絵本作家/画家の田島征三と、ロバの音楽座を主宰する松本雅隆の合作により、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012で公開された空間絵本「どうらくオルガン ちちんぷいぷい〜道楽神さまと子どもたち〜」。土地の文化に根ざした小屋風楽器オブジェ/サウンド・インスタレーションを通じて、世界へ耳をすます。2013年4月現在は「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」から、長野県小諸市山浦の「読書の森」へ移転されている。
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bio.
田島征三
高知県で育って、20才で「土佐」というポスターで、全国既成観光ポスター展で受賞。22才のとき、手刷りで絵本『しばてん』を11冊出版。和田誠が今江祥智に手わたし、今江の世話で出版の仕事を続けている(敬称略)。1965年『ふるやのもり』67年『ちからたろう』73年『ふきまんぶく』75年『やぎのしずか』を発表、80年より新しく出なおす。『くさむら』『はたけうた』『とべバッタ』を発表。2000年から、『ガオ』『モクレンおじさん』木の実などを使って再出発した。2009年7月26日から新潟県十四町で「絵本と木の実の美術館」第4回妻有トリエンナーレに参加。
松本雅隆
1952年福岡県に生まれる。 1973年より中世・ルネサンス時代の古楽器を演奏する「カテリーナ古楽合奏団」、1982年より子ども達の為にファンタジックな舞台を繰り広げている「ロバの音楽座」を主宰。 作・演出・美術ならびに作曲・演奏を担当する。「愉快なコンサート」厚生省中央児童福祉審議会特別推薦、「ジグの空想音楽会」東京都優秀児童演劇選定優秀賞、「らくがきブビビのコンサート」児童福祉文化賞特別推薦などを受賞する。田島征三原作、東陽一監督映画「絵の中のぼくの村」の音楽を担当。同映画はベルリン国際映画祭で銀熊賞受賞する。 NHK教育番組の音楽や人形劇団等の音楽を担当。 ニッポン放送連続ラジオドラマ「宮崎駿の雑想ノート」の音楽を担当。ジブリ作品「ゲド戦記」の古楽器演奏を参加する。第3回キッズデザイン賞・創造教育デザイン部門で金賞〈経済産業大臣賞〉を受賞。 1981年より音・音楽の原点を子どもたちと共に体験する夏の創造学校「ロバの学校」を主宰。長年に渡り世界を旅し古楽器の研究をすると共に、未来に向け数々の空想楽器を考案、製作している。
In our country bamboo and rice straws are regarded sacred. In the Echigo-Tsumari region there is Dorakujin God made of rice straws that protects the village. I am currently working on giant objects made of rice straw and bamboo, which play sounds using wind and water power. The objects will be installed at farm roads, banks,fallow field at "Echigo-Tsumari Art Triennale", festival held every 3year in the snowiest region in Japan. Three years ago I created a three dimensional picture book using an abolished school. In this work, the three last students Yuki, Yuka and Kenta bravely fought against monsters with the help of bamboo God and rice straw God. In 2011 our country was attacked by a "monster" (nuclear plant) that deprived childrens' future. This year I am collaborating with a highly respected musician Garyu Matsumoto to present epic poems using rice straw and bamboo.
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田島征三HP:2012年どうらくオルガンちちんぷいぷい
ROBAHOUSE LIVE:どうらくオルガンちちんぷいぷい
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