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2019年11月6日水曜日

[252] Herman De Vries ‎- Water: The Music Of Sound 1


Herman De Vries ‎- Water: The Music Of Sound 1
published by Artists Press Bern, 1977

recording (LP) with on side 1: bach (6 kleine wasserfällchen in einen strom), Oberschwappach - D (10.15 min) and ozean I, Gubacarrigan, Clew Bay - Ireland (9.40 min), on side 2: ozean II, Killeennabausty, Achill Island - Ireland (9.08 min), regen, Eschenau - D (6.36 min) and quelle, Fatschenbrunn - D (5.31 min). In 2 beige covers with a white label on the outside cover with artist, title and titles of the sounds on the disk. On the reverse of the cover a text by Urs and Rös Graf. Added 15 photographs in black/white, text in English: "this shall you think of all this fleeting world: | a star at down, a bubble in a stream, | a flash of lightning and a summer cloud, | a flickering lamp, a phantom and a dream" [source: Vajracchedika Prajna Paramita Sutra (Diamond Sutra)]. On the front of the inner cover a fragment of a photograph (3.5 × 5.0 cm) is glued representing a cloud in a blue sky, on the reverse a fragment of a photo (5.5 × 8.3 cm) representing a waterfall. A postcard is included.

2018年7月18日水曜日

[210] Matteo Nasini - Sparkling Matter


Label: Yard Press

Catalog#: YP002
Format: Vinyl, LP, Album
Country: Italy
Released: 2018
DISCOGS

A Sparkling Matter 19:40

B Sparkling Matter 16:36

写真、立体物、インスタレーションなどの作品を制作しているローマ在住の美術作家Matteo Nasini(マテオ・ナシーニ)。2016年からミラノのギャラリー、ローマ国立近代美術館、ヴェネツィア・ビエンナーレで巡演してきた、眠る人の脳波を音に変換するコンサート「Sparkling Matter」に基づくドキュメント作品が、同じくローマを拠点とするYard Pressから出版。コンサート会場で展示された造形作品、美術評論家Davide Daninos(ダヴィデ・ダニノス)と本人によるテキストなどを掲載した36ページのブックレットが付属。

「深い睡眠とそれを取り巻くミステリーを観察するために、『Sparkling Matter』における音楽の作曲・構成は、心が自由に夢を見るときの形式不明な『考える行為』に全て託されています。この未知なるものの終わりのない調査は、多様な意識の状態に声を与えました。脳の電気化学活性をモニターするために14個の電極が使用され、それぞれ独立した信号を変換ソフトウェアに送ることができます。これらのプログラムは、リアルタイムで脳波データをオーディオ・ソフトウェアによって認識可能な信号に変換し、それを音声に翻訳します。」(マテオ・ナシーニ)

In order to observe deep sleep and the mystery surrounding it, in Sparkling Matter the musical composition has completely been delegated to the act of thinking in its more unknown form, when the mind is free to dream. This open-ended exploration of the unknown gave voice to the diverse states of consciousness. Fourteen electrodes have been used to monitor the electrochemical activity of the brain. Each one of them is able to send an independent signal to a conversion software. These programs transform, in real time, the encephalogram data into signals recognizable by an audio software, which translates them into sound. - Matteo Nasini


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2018年2月28日水曜日

[187] Eli Gras - Grass Velvet


Label: Esc.rec.
Series: Sediment
Catalog#: esc.rec.56, sediment.5
Format: Box Set, Instrument, Vinyl
Country: Netherlands
Released: 2018

実験音楽、ミニマリズム、インプロヴィゼーション、電子音響、オーケストラから、Motor Comboのようなエレクトロポップ・サウンドまで多彩な音楽経歴を持ち、自身のデザインによる楽器の製作やワークショップ、インスタレーションなど多面にわたり活動しているバルセロナ在住のサウンドアーティストEli Gras(イーライ・グラス)。「Grass Velvet」と名付けられたこの作品は、彼女がオランダ・デーフェンテルのレーベルEsc.rec.からレジデンスの招待を受け、2015年に製作した「Floating Bridge Round Harp」(別名:The Egg)という名のユニークな形状のハープを、木製ボックスに収納し、その楽器だけで奏でた音楽のレコードとセットで、レーベルのセディメント(堆積物)・シリーズとして今年1月にリリースしたもの。ボウルの外縁に設けられたペグと中央に浮かぶ円型ブリッジとの間に張られた40近くの弦を、奏者は円を描くように演奏し、またブリッジに付けられたコンタクトマイクを介して音を出力・増幅することができるエレクトロアコースティック楽器としての性能を備えているそうです。1エディションのみ、価格はおよそ25万円。バンドキャンプではそのレコードから5分の抜粋を聴くことができます。

Eli Gras is a self-taught multidisciplinary artist with a career in experimental and underground music starting in the early 80's. Nowadays her musical practice is focused on experimental improvisation and instrument making, playing concerts, giving workshops and talks. She played with many artists all around Europe and is founder and director of the NoNoLogic Festival and La Olla Expréss records.


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2017年5月27日土曜日

[130.1] 季刊デザイン 音




季刊デザイン14号 1976・夏
a quarterly review of design │ summer 1976
special feature: Sound

特集 音
・音・音楽・環境 一柳慧
・楽器 10人のアーティストのつくる楽器
 新宮晋 鈴木昭男 戸村浩 宇野亜喜良 桜井郁男 湯村輝彦 山口勝弘 福田繁雄 内田繁 仲条正義
・音幻の世界 環境とオブジェ 山口勝弘
・錬音術 羽良多平吉

Ears Cleaning
音のデザイン・エッセイ
・もう鳩なんか出やしない 高梨豊
・黄金の耳へ 諏訪優
・旅の宿のベッドで聞く音のことなど 長谷川尭
・音はまぎれもなく文化だと思う 片岡義男
・The Sound in the Box 秋山邦晴
・ロールス・ロイスの時計 小林彰太郎
・写真の中の量子雑音 松岡正剛

・音のポスター 音楽環境のはざまで 神田昭夫 
・音のパッケージング ロック・ジャケット・イン 小島武
・音響機器デザインの修辞学 技術神話へのフェティシズム 和爾祥隆

Questionnaire
・音体験、音のイメージを、20の設問で20人の音にフィットしたデザイナーに聴く
ほか

昭和54年7月1日発行
編集 田淵裕一
出版 株式会社美術出版社

2017年3月27日月曜日

[119] Leif Brush - Stitched Phenomena


Label: Pentiments

Catalog#: PEN002
Format: Cassette, Album
Country: US
Released: 2017
DISCOGS  BUY

1 Earth Star Songs, Pt. I 23:24

2 Earth Star Songs, Pt. II 23:24

レイフ・ブラッシュ(b. 1932年)は、50年以上にわたり芸術的存在の広大な迷宮の一部を築いた、ある意味では、エゾテリックであったサウンドアート草創期の末端に存在した先駆的アーティストである。 60年代後半、シカゴのアート・インスティテュート・スクールの学生だったブラッシュは、大規模なインスタレーションの可能性を探求し、スチール・ストランド(鋼製ケーブル)で作られた音響構造物の舞台としてよく街の景観を活用していた。彼はミネソタ・ダルース大学の教授に就任した後、絶え間なく進化する「テレイン・インストゥルメント(地形楽器)」というコンセプトを発展させはじめた。それは一般的に、地球の重力や振動をトリガーとセンサーで感知して様々な種類の音波現象を発生させる、自然界の物理的構造物として定義される。この「ステッチト・フェノミナ(編目現象)」には、ブラッシュが2004年に制作した素晴らしいコンポジション "Earth Star Songs" の全編が収められている。47分間の「音のステッチ」は、ジェリー・チャムキス製作のコスモフォンを使って録音された、数十年にわたるアナログ構築と数多くの「テレイン・インストゥルメント」から選ばれた。広大無辺に供給されるレトロ・フューチャリスティックなシンセが不意に発する音とは対照的に、地球と関係のある、また肌で感じることができる鋭い現象が、無限かつ複雑に融合される結果となった。これまで初期のネットレーベルによって低品質のmp3で公開されていたが、今回オリジナルのマスターテープから相応しい完全な品質でマスタリングし、初めてフィジカル・フォーマットでリリースされた。


Wind-as-main-trigger affected aspects of nearby trees during the 60s-90s simultaneously with leif BRUSH's solar powered terrestrial Terrain Instrument constructions- equipped for multiple monitorings from all local analog vibrations via pre-amped sensor output varieties- and were combined with the Jerry Chamkis synthesizer and Kosmophone; multiple year recordings are layered using these sound sources and the master 12-inch reel was released, full version -this copy, on two tracks in 2005; however, in 2006 EARLABS released it in five parts (and interview) under the title terrainstruments, LM029.

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[related]

Musicworks 30: Sound Constructions (1985)

The Aerial #4 (1991)

leif BRUSH :: a path through the years
iiie.klingt.org/leifbrush/workindex.html
w o r l d s o u n d s o r t i n g
www.d.umn.edu/~lbrush/A-Dsoundworksfrom50s.html

2017年1月9日月曜日

[103] Llorenç Barber - Linguopharincampanology


Label: Hyades Arts
Catalog#: hyCD-19
Format: CD, Album
Country: Spain
Released: 1994

1 Cantinela 8:38
2 Manjar 38:41
3 Lingua Ludens 16:28

1960年代以前のスペインで、人々の誕生と死、祭りなどを告げるための通信手段として使われていた教会の鐘。孤立した村々では、その目的によって固有の「鐘の言語」が存在したといいます。バレンシア出身のLlorenç Barber(リュレンツ・バルベー)は、人類学者Frances Llop(フランセス・リヨップ)と共同で鐘の伝統的な鳴鐘法を研究、それを再構成し、街中すべての教会の鐘を交響させる大規模な作曲に取り組んだ作曲家/音楽学者。フォークロアに基づく「環境の音楽」として展開された市民コンサート・プロジェクトと並行して、屋内空間で行われていたソロ・パフォーマンスが「リンゴファランカンパノロジー」。この呼び名は、Linguo(言語)とCampanology(鐘学・鋳鐘術・鳴鐘術)を組み合わせた作者自身の造語とみられます。本作に収められている3曲は、バルベーが70年代から近年まで活動拠点としていたマドリッド市内にあるギャラリーCRUCEで録音されたもの。木製ラックに吊り下げられた16の鐘。調律の精度もサイズも個々で異なるその鐘を「鐘の言語」に基づいて打ち鳴らし、口腔で共鳴させ、ホーミーに似たハーモニック・ボイスを発する。鐘と声の倍音をコントロールしつつ、建物内の反響による複雑なリズムや予測不能なエフェクトを招きながら、金属・肉体・空間が浸食しあう響きの迷宮を作り上げています。この創作楽器は、薪ストーブの煙突を探していた時に、ある工房で発見したという小さな鉄製皿(ストーブの熱水を受けるため部品)が元になり、当初は1枚の皿のみを使った演奏からはじまり、持ち運びのできる組み鐘へ発展したとのこと。ライナーノーツでは、バルベーを「バルセロナのCarles Santos(カルレス・サントス)と並び、スペインにおけるミニマル音楽の最重要作曲家の1人」と紹介。Hyades Artsレーベルのカタログでは、Francisco López(フランシスコ・ロペス)、Suso Sáiz(スーソ・サイス)、Iury Lech(ユーリ・レッヒ)らサウンドアート〜実験音響探究の先覚者として大きな存在感を放っています。

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[related]
Concierto Para Campanarios Y Espadañas De La Ciudad De Granada
(Hyades Arts, 1992)

Taller De Música Mundana ‎– Música Con Papel (1986) 

2016年11月3日木曜日

[088] Continuo’s Documents - Selection from the Vault


Label: Continuo

Catalog#: -
Format: Digital, Mix, Cassette (unreleased)
Country: France
Released: 2016

A

01 Alfred Rattera - untitled (1970s)
02 Etienne O’Leary - Globe Sonore podcast (2012)
03 Marina Abramovic & Ulay - GyütoMahakala (1985)
04 The Kipper Kids - The Sheik of Araby (1983)
05 BIOME - Tactus Tempus (1969)
06 Gerald Bisinger - Gesprache Gesprache Gesprache
07 Isao Tomita - Bird Chorus (1985)
08 Abing - Erquan Yingyue (Reflection of the Moon) 1950
09 Tony Ousler - Sphères d’influence (1985)
10 Carol Parkinson - Technology is a Medium, 1984
11 The Implicit Order - Looker (If Looks Could Kill)      
B
12 Riri Shimada - Sea of Memories
13 Norman Andersen - Playing By Ear (1986)
14 Joseph Ceravolo - reading Funny Day
15 Ivana Stefanovic - The Epistle of Birds, 1976
16 Slave Pianos - Untitled (composed by Anthony Clark, 1981)
17 Altagor - various excerpts
18 VPRO - Air Raid (1983)
19 Bill and Mary Buchen - Wind Antenna (loop), 1982
20 Braco Dimitrijevic - This world must not be composed of masterpieces (1993)
21 Marcell Jankovics & István Vajda - Fehérlófia OST (1981)
22 Kyn-Tanya - …IU IIIUUU IU… (1924)
23 Andrew Hugill - Nicholas Through the Mist (2006)
listen

90年代のアートスクール時代に4本のデモアルバムを制作して以来、23年振りとなる音響作品「Musique Isotype」をEntr’acteからリリースしたパリ在住の作家Laurent Fairon(ロホン・フェホン)。文芸雑誌「Le Reflet」のディレクターを務めた後、2007年から音楽ブログContinuo’s Weblogを開設。レコードコレクターである彼自身のコレクションから、電子音楽やムジーク・コンクレート、ラジオアート、音響詩、フルクサス、初期のサウンドアートや音響彫刻、サウンドスケープ作品から、ウィアードなジャズやフォーク、ライブラリーに及ぶ、珍しいヴァイナルやカセットの数々を紹介し、また、ウィキペディアやユビュウェブでは、カセットマガジンや前衛音楽作曲家に関する文書や音声資料のアーカイブに寄与。当時は実名を伏せて活動されていましたが、彼の「コンティヌオ」または「テルス・アーキビスト」というユーザー名は、特にインターネット上を徘徊する実験音楽ファンや風変わりな音楽を愛する人々の間で知られ
ていたと思います。

この「Selection from the Vault」は、Faironがブログで取り上げてきたオブスキュアなレコードや音声記録に基づくコンピレーション・プロジェクトとして依頼を受け、2015年に制作。しかし実現せずにお蔵入りとなっていたものを、今年9月に現在のブログ(2011年にタンブラーに移設)Continuo’s Documentsにて公開されたミックス作品。映画の音声、ウェブサイトのサンプル、インターネットアーカイブ、希少なアーティスト・エディションなどから2-3分ずつ抽出した各面30分。元々はカセットで計画されていたとみられ、Jカード比率のカバーアートが使われています。トラック毎の作曲者と引用元について詳しく書かれたライナーノーツとダウンロードリンクはこちらから。

"Early in 2015, I was asked to work on a compilation project based on rare tracks and other obscure audio documents from this Tumblog. I decided to use short excerpts – around 2–3 minutes – and to include a variety of genres covered by the blog, namely sound art, sound poetry, obscure film music, artist releases, rare electronics, etc. The cassette was never released, but I thought I’d share it with readers as I believe it is a pleasant listen. The download link comes as two 30-mn tracks and detailed liner notes."

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Laurent Fairon - Musique Isotype (Entr’acte, 2016)

Continuo - Guest Mix (Sep. 2016)
アムステルダムのレーベルLullabies for Insomniacsへのゲストミックス

[interview]

Hyperallergic: A Chronicler of Experimental Music Releases His Own
by Joseph Nechvatal

2016年9月14日水曜日

[076] Green Music




Green Music
水を張った陶器のボウルとハイドロフォンを使い、水のもつ様々な音色や質感を奏でるパリ在住の作家Tomoko Sauvage(トモコ・ソバージュ)。ポスト・インターネット的な鋭感でゲーム音楽などの素材をエディットした亜空間コラージュを生み出すイタリア出身ベルリン在住の作家Francesco Cavaliere(フランチェスコ・カヴァリエーレ)。「Green Music」は、この2人のサウンドアーティストが、フルクサス作家Henning Christiansen(ヘニング・クリスチャンセン)の作品「Musik als grün」(1974年)を再解釈し、植物・セラミック・ガラス・カセットなど緑色のオブジェクトのみを用いたパフォーマンスとインスタレーションで展開されるという、現在進行中の新しいプロジェクト。ブリュッセルのワークスペースQ-O2での滞在制作を経て、12月にパリの会場でプレゼンテーションが行われるとのこと。現在、2つのトラックがサウンドクラウド上で公開されています。

2016年8月27日土曜日

[069] R.I.P. Hayman - Dreamsound, India Transformed


Label: New Wilderness Audiographics
Catalog#: 7914A
Format: Cassette, Album
Country: US
Released: 1980

1 India Transformed 29:20

2 Excerpts from dreamsound, an event for a sleeping audience 29:09

詩人Jerome Rothenberg(ジェローム・ローゼンバーグ)と作曲家/詩人Charlie Morrow(チャーリー・モロー)により、74年にニューヨークで設立された非営利組織New Wilderness Foundation。その音声部門Audiographicsのコレクションが、7月にデジタルリイシュー。77年から84年にかけてカセットテープで出版された全40タイトル中、特に興味をひかれたのが、現代音楽雑誌「EAR Magazine」の編集者であったR.I.P. Hayman(R.I.P. ヘイマン)の作品。A面は、インド旅行中に録音した自身の作曲と、旅先のフィールドレコーディング素材をミックスし、同行者によるスライドやオブジェとあわせ、旅の追体験を通じてインドの民族的霊性を喚び起こすパフォーマンス。B面は、ヘイマンが1976年頃からはじめた、音と睡眠(夢・潜在意識・記憶)の相互作用に焦点をあてたオールナイトイベント「ドリームサウンド」からの抜粋。音楽や美術、または民族儀式と睡眠に関連した事例を取り入れたユニークなプログラムで、Robert Rich(ロバート・リッチ)の「スリープコンサート」と並ぶ、睡眠音楽史に残る先駆的試みだったそうです。


India Transformed

1975年の冬、音楽家であり「ミュージック・オブ・ザ・ホール・アース」の著者David Reck(デイヴィッド・レック)による企画で、私はインドへ音楽の旅をした。帰国後私は同行者のSari Dienes(サリ・ディネス)とともに「インディア・トランスフォームド」というパフォーマンスをエクスペリメンタル・インターメディア・ファウンデーションで行った。私達は旅行で得た素晴らしい体験や考え方を濃縮し、それを変換した。サリと補助役Virginia Quesada(バージニア・ケサダ)は、スライドと収集したオブジェのアサンブラージュを提示した。私は数時間の習作を録音し、様々な民族楽器を集めてきた。私はこれらを自由な方法でパフォーマンスに混ぜ合わせた。このテープはフォートエドワードのZBSメディア・ファウンデーションで製作され、インドの楽器の演奏と歌「Ganapati」はインド製のテープを使って録音された。実際の旅と同じように、このテープもまた短く多様である。素晴らしい土地のスピリットとマジックを少しでも感じられたらと願う。

Excerpts from dreamsound, an event for a sleeping audience

イベント前の午後の休息のため、私は人前で、様々な音色を生み出す笛を使った長い昼寝のパフォーマンス「スリープホイッスル」を行った。40人に及ぶオーディエンスは、その夜11時以降に寝具を持って温かいスペースに召集された。ホットミルク、カモミールティ、キャンドル、静かなテレビ、暖炉のフィルム、夢をメモするノートを持って到着した客はもてなしを受けた。バックグラウンドの音は、こおろぎ、睡眠や夢をイメージさせる古いポピュラーソング、1/2倍速再生のバッハ作曲ゴルドベルク変奏曲(不眠症のカイザリング伯爵から依頼を受けて18世紀に作曲された「睡眠のため音楽」の初期実例)、アイヌ・シャーマンのチャント、マレーシア・テミアル族のドリーム・ソング、サインウェイヴのビート・・・聴衆は一度腰を落ち着かせてから、イベントの目的とプランについてレクチャーを受けた。「睡眠・夢と音の効果」に関する科学的事実、古代から現代までの睡眠儀式の歴史、宗教と芸術における「夢」・・・その間、人々はゆっくりフォーマル・スーツから寝巻に着替えて、話をききながら歯を磨いた。
「ダリの居眠り」のパフォーマンス:椅子に座りスプーンを持って、リラックスして眠りに入ってゆく。スプーンが手から落下すると、床に落ちた音で目が覚め、リフレッシュする。(眠りに入った時に見る夢を描きとめたというダリの逸話から)
幽霊に関する会話を盗み録りした「ゴースト・カートゥーン」テープはビジュアル・エフェクトとともに再生された。チベタンベルのテープは、睡眠中の自己暗示的なプレイバックの声を記録する際に再生された。深夜のテレビ番組が始まる前、熱した物体をドライアイスに入れてガスの音を発生させるパフォーマンスが行われた。
徐々に暗くなっていった。ピアノとエレクトロニクスを使った "spirits"、スローなフルートの "taps"。ポイントレイズ国定海岸の波とフォグホーンのテープは皆が眠りにつくまで再生された。夜の静けさと間欠的な音響効果:足音、雨、走り去る車、心拍音、電話の受信音、笑い声、時計、ゴボゴボいう川、ゴロゴロいう猫、風、赤ちゃんの寝息など・・・眠る人のソフトな寝言。お香・チーズ・スパイスの香り。枕元にはいい匂いの花。夜明けには鳥が鳴き出した。キッチンでの朝食:コーヒー、お茶、ジュース、フルーツ、パン、チーズ、ペイストリー、そして夜に体験した夢に関する質問と議論と、次々無くなるコーヒー。

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2016年7月3日日曜日

[058.1] jun

6月のリスニングから
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Sakanoshita Norimasa - Toshi No Mezame (Weiss, 2016)
異種混合のセッションで様々なプレーヤー達と交流し、ソロでは、ギャラリーや書店など人と人が交差する空間での演奏活動を行っている東京在住のギタリスト/作曲家=坂ノ下典正。スペインの作曲家Francisco Tárrega(フランシスコ・タレガ)やAndrés Segovia(アンドレス・セゴビア)の楽曲を出発点としながらも、クラシックやジャズ、ブラジル音楽などのエッセンスを織り交ぜたインストゥルメンタル作品を発表している。「都市の目覚め」は、クラシカル・ギターとエレクトリック・ギターを奏した最新作。8曲のうち3曲がスタジオ録音、5曲が伊豆の国市にあるギャラリーnoir/NOKTAで行われたライブ・パフォーマンスで、特にライブ音源を聴いていると、瞬間的に湧いてくるリズム、アレンジ、曲中の呼吸、室内で人が動く気配や少しの躓きも泰然と受け入れ、完全であることから一歩引いたところに自由さを求める姿勢が、このギタリスト特有の打ち解けた空気や心地よいバランス感に繋がってゆくように感じられる。ブダペスト出身の現代美術作家Richard Weiss(リチャード・ヴァイス)が立ち上げたレーベルWeissの第2弾タイトルとして今春にリリース。

Conrad Setó ‎– Joc De Dames (Audiovisuals De Sarrià, 1986/2016)
初作「Magic」を超える傑作。4月からデジタル・フォーマットで配信されはじめ、念願かなってダブルアルバムの全てを聴くことができた。Conrad Setó(コンラッド・セト)は、スペイン国内でも独自の文化を持つカタルーニャ州のタラゴナ県モンブラン出身のピアニスト。76年に室内楽グループTanitを結成し、民主化により音楽市場が開放された70年代後期以降は新たな音楽シーンを先導した。「Joc De Dames」はカタルーニャ文化圏の伝統音楽や現代音楽を扱うバルセロナのレーベルから86年にリリースしたソロ2作目。身近な老婦方に捧げたアルバムだろうか、ベッツィやシルヴィ、アレハンドラという曲名は女性の名前で、タイトルは「婦人達の遊び」と訳せる。互いの作品を支えあう盟友ギタリストAlbert Giménez(アルベルト・ヒメネス)をはじめ、ベーシストEduard Altaba(エドアルド・アルタバ)、打楽器奏者Angel Pereira(アンヘル・ペレイラ)といったカタラン・ジャズロック最前衛の面々が参加し、Giménezのソロ作にも通じるフォークロアの情調に、近代音楽や電子音楽の要素を折衷したコンテンポラリー・ジャズを全編にわたって展開している。自治政府によるベストアルバム賞の第一回受賞作。

Erik Wøllo - Where It All Begins
(LP: Hot Club Records, 1983 / CD: Monumental Records,1999)
北欧のニューエイジ・ミュージック界を代表するノルウェイの作曲家/ギタリストErik Wøllo(エリック・ウォロ)。10代の頃にイギリスのプログレッシヴ・ロックに多大な影響を受け、ドビュッシーやサティなどクラシック音楽の技法を身につけた。電子楽器を使った新しいアプローチを模索するため、84年にスタジオ=ウィンターガーデンを構え、シンセサイザーやシーケンサーで絵を描くように作り上げた85年作「Traces」で、ソロ・アーティストとしての方向性を確立。自然の神秘、感情と風景、汎地球的な民族幻想をモチーフに、現在まで数多くのソロ作品をリリースし、映画・演劇・バレエなどの音楽も手掛けている。「Where It All Begins」は、ニューエイジ・エレクトロニクス路線に転向する以前、83年にリリースされた初のリーダー作で、Terje Rypdal(テリエ・リピダル)の継承者とも称されるWølloのウェットなギターと、Brynjar Hoff(ブリニャル・ホフ)のオーボエをフィーチャーし、冷たい水の底で揺れる蒼い炎をイメージさせる幽寂としたコンテンポラリー・ジャズ寄りのサウンドに仕上げられている。本編はもとより、CD化に際して追加された "Searching For Hidden Pictures"(84年のアルバム「Dreams Of Pyramids」に収録、現在は廃盤)が殊に素晴らしい。ECMとジャーマン・エレクトロニクスを結ぶ、21分にも及ぶ3部構成のミニマリスティックな組曲は、その後の作風を左右する大きな手がかりになったのかもしれない。

Kenichi Kanazawa - To Strike the Iron: Fragments of Sounds (NAF, 2000)
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「松本一哉『水のかたち』リリースツアー」の新潟公演で、第二部に行ったレコードリスニング会のために用意した資料の一つ。その日のライブは、波紋音や三昧琴といった鉄製音具など打楽器によるパフォーマンスで、楽器一式の中には「音のかけら」という音具のミニサイズが含まれていた。「音のかけら」は、円形の鉄板をパズルのように不規則な形に熔断し、大小様々な形状の欠片に触れることで、それぞれが持つ固有の響きを発見してゆく、彫刻家=金沢健一による視覚・聴覚の作品。このCD付きカタログは、2000年8月から10月にかけて新津市美術館(現・新潟市新津美術館)で開催された「共鳴する空間 金沢健一 音のかけら展」に際して出版されたもので、同年7月から現地滞在しながら制作した直径1.5mの鉄板による5枚の連作など展示の解説が掲載され、CDには、会期中に行われた金沢氏本人とパーカッショニスト永田砂知子によるサウンド・パフォーマンスの模様が収録されている。作者ゆかりの作家として環境音楽家=吉村弘が文章を寄せているが、吉村弘が87年に企画・プロデュースしたサウンドアート展「サウンド・ガーデン」(ストライプ美術館)への参加が、「音のかけら」制作の第一歩になったという。

Ashberry - In Music We Are Still Together: The 'R' Trilogy (Wylfen Editions, 2014)
listen Myra
夢の断片を縫い繕った淡く霞んだ音像に、土や草の匂いや手触りを感じさせるアンビエント・フォーク作。作者はトルコ・アンカラを拠点に活動するAshberry(アシュベリー)ことAtay İlgün(アタイ・イレグン)。Wounded Wolf Pressというレーベルを運営し、詩・短編小説・写真・フォークロアにフォーカスした手製のチャップブックやCD/レコードを出版している。今年3月、既作EP「'R' 3部作」を中心とする「In Music We Are Still Together」が、新たに2つの異なる仕様でリリースされた。5種類の混抄紙を使った美しいハードカバー・スリーヴのアート・エディションには、同レーベルアーティストによるリミックスやアウトテイクを含む3枚のCDに加え、詩のカード、冊子、メグサハッカやマウンテンタイムなどドライハーブが入った小瓶がパッケージされている。元々、レーベル立ち上げのきっかけとなった「'R' 3部作」は、屋根裏のアトリエと庭を行き来しながら即興的に作られ、古くから家に眠る楽器へのオマージュが込められているという。このグレーのカバーは、2つのEPをまとめたWylfen Editionsのデジタル・エディション。3年前のインタビューでは、トルコのギタリストErkan Oğur(エルカン・オグル)や吟遊詩人Asik Veysel(アシュク・ヴェイセル)を好きな音楽家に挙げている。

Wolf Müller - The Ransom Note Mix
International Feelのミニアルバム・シリーズからCassとのコラボレーション作「The Sound Of Glades」をリリースした、デュッセルドルフのDJ/プロデューサーWolf Muller aka Jan Schulte(ヴォルフ・ミュラー/ヤン・シュルテ)。UK拠点のウェブメディアThe Ransom Noteに提供したゲストミックス。

2016年6月10日金曜日

[053] Horst Rickels - Mercury


Label: 235

Catalog#: HR-001
Format: CD, Album
Country: Germany
Released: 1989
DISCOGS

1 Part I. Twenty-One, Aufstieg Und Fall Der Unebenen 16:06

2 Part II. Le Sacre Du Moment 6:27
3 Part III. Circulated Breathing 13:32
4 Part IV. The Rhythm Factory 24:44

1947年旧西ドイツ生まれの作曲家Horst Rickels(ホルスト・リクルズ)。72年にオランダに移住し、ハーグ王立音楽院で電子音楽の作曲、ブラバント音楽院で音楽理論を修得。独グロトリアン・シュタインウェヒ、ベヒシュタインでピアノ製造を学び、70年代後期から楽器創作やインスタレーション制作に着手。同時にピアノ/サックス奏者として、NYノーウェイブに呼応するフリーファンク・バンドDer Junge Hund(デル・ヨンガ・フンド)や、Paul Panhuysen(パウル・パンハウゼン)率いる特殊楽器アンサンブルMaciunas Ensemble(マチューナス・アンサンブル)のメンバーとしても活動しています。楽器ビルダーと演奏家の顔を持つRickelsが、85年から製作に取り組みはじめたのが、60のふいごと60のパイプをホースで繋げた「メルクリウス・ワーゲン(水星の車)」と呼ばれる特殊パイプオルガン。本作「Mercury」は、オランダ南部アイントホーフェンのギャラリー=ディ・ファブリックで行われた「変化する空気圧のためのパルティータ」という4曲のパフォーマンスを収めた89年作。各パイプは平均律にチューニングされていますが、空気圧のわずかな加減で音質・音程が変動しやすく、過度な空気圧をかけると伝統的なオルガンでは通常避けられる倍音や予期せぬエフェクトを引き起こすデリケートな仕組み。RickelsとJoop Van Brakel(ヨープ・ファン・ブラーコル)の2人は、両手両足で一定のリズムに抑揚を付けながら倍音やエフェクトを操り、電気装置然とした外観の印象を覆すようなやわらかな音色で、細かなモアレ状のパターンや恍惚を誘うクロスリズムを生み出しています。


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Maciunas Ensemble ‎– Music For Everyman 861 (Apollo Records, 1986)

va ECHO. The Images Of Sound II (Apollo Records, 1987)

2016年6月3日金曜日

[050] Matteo Nasini


音・写真・立体作品などを発表しているローマ在住の美術作家Matteo Nasini(マテオ・ナシーニ)。過去4年の間に製作したエオリアン・ハープの記録を収めたブックレット+LP「The Sudden Gust」(Nero Magazine, 2014)のほか、これまでのプロジェクトに関係したトラックが作者のサウンドクラウドで公開されています。下記は、その中から特に興味をひかれた4曲。Mediterranean Sonata」は、地中海地方の楽器とフィールドレコーディングした環境音を使い、海岸線の形状を楽譜に見立て、演奏者が自由な解釈で演奏した作品。「Montescrew1998」は、初めて手にしたシンセ ローランドJuno-6とディレイを使った初期録音で、長年紛失していたテープに残されていた曲の1つ。Distratti Per Quattro Clarinettiは、作品集「Distratti Dal Buio」(Yard Press, 2015)の出版に際して、ローマ市内にあるサンタリタ教会で行われたクラリネット4重奏のライブ録音。建物中央の観客席にクアドラフォニック・サラウンドとして響くように、各パートは四方に配置され、それぞれ異なる方向を向いて演奏されたといいます。そして、最新トラック「Sleep Spindle」は、4月7日に行われたエキシビジョン「Sparkling Matter」で、睡眠時の脳の活動をリアルタイムで音に変換するスリープ・コンサート中に生成された音の一部。

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Matteo Nasini
Rome, Italy

2015年11月13日金曜日

[009] Max Eastley - Clocks Of The Midnight Hours



1986年製作、89年にイギリスの公共テレビ局チャンネル4で放送されたサウンドアーティストMax Eastley(マックス・イーストリー)のドキュメンタリー番組「Clocks Of The Midnight Hours」。監督は、現在Another Timbreを主宰するSimon Reynell(サイモン・レイネル)。

Documentary about the work of Max Eastley, made in 1986, featuring sequences of sound sculptures in natural settings, plus Eastley accompanying them in the studio. Also includes extracts from performances of 'Whirled Music' (with Steve Beresford and David Holmes), a sequence composed jointly with David Toop and Kazuko Hohki, and a duo with Evan Parker in a cave in Devon. - anothertimbre
via. continuo-docs

2015年9月11日金曜日

[999] Julius - Lullaby For The Fishes


Label: Tochnit Aleph
Catalog#: TA133
Format: Vinyl, LP, Album
Country: Germany
Released: 2015 (1985)
DISCOGS

A1 Musiklinie - Konzert Für Einen Strand 10:09

A2 Lullaby For The Fishes 0:53
A3 Lied Für Einen Morgen 6:25
A4 Lullaby For The Fishes 0:59
A5 Altes Klavierkonzert (Für Die Weser) 8:07
B1 Zwergenmusik 14:46
B2 Lullaby For The Fishes 1:30
B3 Minutenblues 9:36

"ROLF JULIUS was the archetypal “sound artist“. He painted with sound, he colored with pitch, and his work demands the attention and open-mindedness of those who embrace modern art. He collected found sounds, and mixed them with prerecorded single tone notes which were then, electronically modified and filtered through tiny loudspeakers, transformed into music. Depending on the surface texture where the loudspeaker has been placed - wall, floor or outdoors - these objects resonate and “breathe“ sound. His music is a mixture of all these sounds; a carefully calculated and conceived creation. He sculpted sound to define space, creating a musical environment where subtle changes occur.

JULIUS was born in Wilhelmshaven, West Germany, in 1939 and died in Berlin in 2011. He studied visual arts at the Academy of Fine Arts in Berlin where his first installations involved the use of photographs. Later, after being inspired by the work of John Cage, and more directly European contemporary music (eg: classical, electronic and jazz), JULIUS became increasingly interested in environmental acoustics and sound textures. He attempted to fuse space with sound by combining pulsating textures with the room’s acoustics, similar to the work of David Behrman, Alvin Lucier and David Tudor. JULIUS’ environments also contain a visual element, where the observer / participant is able to enter and leave the musical environment as one chooses.
JULIUS exhibited his pieces throughout Europe and the United States. Paradoxically he is internationally recognized as a visual artist, but considered himself a musician. His work embodies the truest elements of “sound art“, having the ability to create images with sound." (Brooke Wentz)

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2015年8月9日日曜日

[993] John Driscoll - Fishing for Sound (Berlin)


Label: Humbletunes
Catalog#: -
Format: CD, Album
Released: 2012
DISCOGS

1 A Hall is All (1986) 12:34
2 A gift für den Geist (1986) 9:18
3 Stall (1981) 23:03
4 Wafer Flats (1985) 24:03
listen sample

bio
John Driscoll is a founding member of Composers Inside Electronics and collaborated on and managed the Rainforest IV project since its inception in 1973. He has toured extensively in the US and Europe with: Composers Inside Electronics, Douglas Dunn & Dancers, David Tudor, and also as a solo performer. His work involves robotic instruments, compositions and sound installations for unique architectural spaces, rotating loudspeakers, and music for dance. He has received dance commissions for his music including: the Merce Cunningham Dance Co., Douglas Dunn & Dancers, and the Dance Construction Company. He has received numerous awards including a Berlin Residency from the DAAD Berliner Künstlerprogam. Driscoll was Manager of Arts & Technologies at the New York Hall of Science where he created an innovative Artist-in-Residence program. He also developed the first interactive computer-based exhibits in science museums titled "Science Links" and managed the development of "Sound Sensations" (an interactive exhibition on Audio Technologies) for the NYHOS. He founded Shadow Interactive Inc. which developed educational software for Classroom Inc., Shedd Aquarium, NY State Dept. of Health, and others. He worked for over 15 years with Slingo Inc. developing one of the most popular online games on AOL titled "Slingo", slot machines, lottery tickets, and TV game shows. Driscoll has lectured extensively on interactive media, sound installations, online game development, and Rainforest IV. He co-authored a paper on Rainforest with Matt Rogalsky for presentation at the Getty Museum. He holds an MFA (Sculpture) from Tyler School of Art and an MFA (interdisciplinary arts) from SUNY Buffalo. His work is available on Edition Block/Gramavision "Rainforest IV", Orange Mountain Music's "Composers Inside Electronics" - from the Kitchen Archives No. 4, "20 jahre Inventionen II" - Berliner Künstlerprogramm des DAAD, "Soundings" - Neuberger Museum (video), and he is currently preparing a CD of his Berlin works "Fishing for Sound". He is currently working on the dissemination of a self-running Rainforest V - installation version with installations in Mexico City and Governors Island, NY, and is creating a new set of performance and installation works using ultrasonic instruments. - Composers Inside Electronics

[related]
Soundbag No.63: John Driscoll - Wafer Flats, 1985
Sennheiser Geschäftsbericht 2013

2015年7月31日金曜日

[990] Sebastiane Hegarty - ˈtʃɔːk : eight studies of hearing loss


Label: Very Quiet Records
Catalog#: VQR007
Format: CDR, Album
Country: UK
Released: 2013
DISCOGS  BUY

1 ammonite (exhumed) 12:58

2 fragments from a cliff fall 5:01
3 fragment of river (surface) 2:50
4 fragments of river (debris) 4:42
5 Saltasaurus shell (exhumed) 4:55
6 Titanosaur shell (two small fragments) 4:03
7 crushed fragments from a cliff fall (strata) 11:06
8 solution of dinosaur egg 7:30

コポコポ、シュワシュワと弾けるソーダ水のような音。フィールド・レコーディングやインスタレーション製作を主軸に活動するイングランドのサウンドアーティストSebastiane Hegarty(セバスチャン・ヘガティ)が、デヴォンのレーベルVery Quiet Recordsからリリースした2013年作「消失の聴取」。イッチェン川の底やライム・レジスの崖から採取した白亜質土、フランスとアルゼンチンで発掘された恐竜(サルタサウルス/ティタノサウルス)の卵殻、アンモナイトの化石を酢酸に入れ、石灰質が溶解する際に発生するCO2の発泡、その通常聞くことのできないレベルの微細なサウンドと、重量、永続性、固体性を失ってゆく過程にフォーカス。タイトル「ˈtʃɔːk:」は石灰質(チョーク)の発音記号。


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2015年7月27日月曜日

[988] Willi Kellers - Himmel Auf Erden


Label: FMP
Catalog#: FMP S-16
Format: Digital, Album
Country: Germany
Released: 2015 (1985)
DISCOGS  BUY

1 Klanginstallationen (a) Windharfe 01:46

2 Klanginstallationen (b) Eisenklopfer 01:04
3 Klanginstallationen (c) Materialschlange 01:11
4 Klanginstallationen (d) Erdeisen 0:39
5 Die Halle 04:31

独ベルリンのフリージャズ・レーベルFMPのカタログ中、一風変わったインスタレーション音源。作者は同レーベルからAchim KnispelやPeter Brötzmannらとの即興作品を発表している打楽器奏者Willi Kellers(ウィリ・ケラーズ)。オリジナルは1985年4-5月にミュンスターで開催されたエキシビジョン「地上の天国」に際して発行されたというカタログ付属の7インチ盤で、2015年7月にFMPのデジタル部門Destination:OUTよりデジタルリイシュー。「Klanginstallationen」(独語でサウンドインスタレーションの意)は、エオリアン・ハープのドローン、ガラガラとぶつかりあうHarry Bertoia風の金属製オブジェクト、水を入れた器を擦りあわせた(?)ヒョヒョという音など、4つの自作音響彫刻から発せられた1分程度の音サンプルを収録。B面にあたる#5「Die Halle」はそれらマテリアルが重なりあい交錯する、おそらく展示用の音源、またはその状況を示した4分半で、目が眩むほどの猛夏、蝉の大群が鳴き犇めく林中のような
音像を呈しています。録音はJost Gebers、マスタリングはOlaf Ruppが担当。


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2015年3月28日土曜日

[978] Peter Van Riper - Sound To Movement: New Music For Saxophones


Label: Vrblu
Catalog#: 12
Format: Vinyl, LP, Album
Country: US
Released: 1979
DISCOGS

A Big Room 34:02

B1 Circle Song 3:14
B2 Double Sound 4:28
B3 Doppler Piece 3:36
B4 Long Note 4:20
B5 Keys Sound 1:15
B6 Bonnie And Jeff 2:34
B7 Moku Gyo 5:17

60年代から光と音の波(リズム)に着目し、その干渉パターンを視覚化させたレーザー・アートやホログラフィ作品を制作したデトロイト出身の現代美術作家/サクソフォン奏者Peter Van Riper(ピーター・ヴァン・ライパー)が、自主レーベルVrbluから出版したLPの1枚で、主にサクソフォンを使った自作曲の演奏を収録した79年作。

A面は、オックスフォード現代美術館で行われた舞踏家Simone Forti(シモーヌ・フォルティ)との共同パフォーマンスの記録で、辺りを演舞するFortiの鈍い跫音や物音が響く中、Van Riperのソプラニーノ、やわらかなドローンを生み出すブルローラー・ホースが、天井の高い会場の反響音と相互干渉する34分間。B面前半は、ミルズ大学内現代音楽センターで行われたSimone FortiとTerry O'Reillyとの即興セッションで、"Doppler Piece" は一定のピッチを保ちながら演者と聴者の距離を変えてゆくドップラー効果に焦点をあてたもの。後半は、サンフランシスコ近代美術館でのライヴ・パフォーマンスで、インドの伝統楽器シャハナーイのマウスピースを使い動物の雄叫びにも似た奇音を発する "Long Note"、吹かずにキーを叩く "Keys Sound"、木魚による反響遊戯 "Moku Gyo" といった様々なアイデアを提示。響きの物理的な現象へ知覚を拓く空間全体を使ったプレゼンテーションは「サウンドアート・パフォーマンス」というべきもので、ここで特殊な奏法で試みられている脱西洋/音響志向は、金属製バットを使ったベル/ガムラン風演奏「Acoustic Metal Music」などへ発展していきます。
Riperは極東アジア史と西洋美術の博士でもあり、ツアーを盛んに行っていた70年代には東京大学大学院に在籍していたとのこと。1974年に日本で「逆転 change」という音とビジュアルのパフォーマンスを行った記録が残されています。

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Acoustic Metal Music/Laser Light Silhouettes, 1984-1994


Hologram, 1970s



[related links]

Continuo's weblog | Peter Van Riper – Sound To Movement
Rhizome | Peter Van Riper: Between Holography and the Avant-Garde