Catalog#: CD-2
Format: CD, Album
Country: Japan
Released: 2011
DISCOGS
1 HAYAMA SOUND LOGO 1
2 HAYAMA SOUND LOGO 2
3 KAMAKURA SOUND LOGO 1
4 KAMAKURA SOUND LOGO 2
5 HAYAMA SPECIAL VERSION 1
6 HAYAMA SPECIAL VERSION 2
listen sample
現代美術や即興表現、サウンドデザイン、音のワークショップなど大きな功績を残し、2003年秋に逝去した、環境音楽の草分け的存在、吉村弘(Hiroshi Yoshimura)。遺作となった「FOUR POST CARDS」は、神奈川県立近代美術館葉山館の開設を記念して制作された作品で、鎌倉と葉山、2つの美術館の開館と閉館を告げるサウンドロゴと、葉山海岸の音風景を重ねたスペシャルverトラックを収録。「風景に生まれ、風景に帰っていく音のかたち」(The Form of Sounds Born and Returned to the Landscape.)というサブタイトルの通り、場と人を結ぶシーンに自然に溶け込んでゆくやさしくピュアな音色。初版は2004年にサウンドプロセスデザインのCrescentより(CRESCD-011)。2011年に、作品のモチーフであり、氏の愛称に由来する名のレーベルNUVOLA(イタリア語で雲の意)より再発されました。
bio. 横浜生まれ。早稲田大学文学部卒業後、作曲を独習しつつ、ヴィジュアル・ポエトリー、グラフィックス・デザイン、サウンド・サインを含む環境音楽など、ジャンルを軽やかに横断する才能を発揮する。自身の創案による音具、みずからの身体をもちいた即興的なパフォーマンスでも独自の境地を切り拓く。美術館などでのワークショップにも情熱を注いだ。そこには都市であれ、自然であれ、自分の周囲に存在するささやかな事物の変化に敏感に感応し、それとの対話を楽しみ、その楽しみからなにかを発見する、みずみずしく自由な感覚がいつでも息づいていた。また、すぐれたエッセイストでもあり、『静けさの本』(春秋社、2003年)は、生涯最後の著作あり、吉村弘が夢想しつづけた「総合芸術作品」となった。
[related]
PCで 24bit 176.4KHz/192KHz の音楽を聴く: 吉村弘:FOUR POST CARDS
「デザインされた音」の記憶
心の新しい扉を開く「音楽」vol.9 薄明 「Crepuscule」
TOA株式会社: 神戸市営地下鉄海岸線の音デザインを手がけた 現代音楽家 故 吉村弘氏 巡回展開催のお知らせ
日本サウンドスケープ協会:前田耕造 - 神戸市営地下鉄海岸線の音環境デザイン
神戸市:地下鉄海岸線 音サインシステム