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2026年1月25日日曜日

Dumptruck - For The Country


Label: Big Time
Catalog#: 6051-2-B
Format: CD, Album
Country: US
Released: 1987
DISCOGS

1 Island 4:16
2 50 Miles 4:17
3 Friends 3:31
4 Carefree 3:05
5 Brush Me Back 2:31
6 Hung Out On a Line 4:09
7 Going Nowhere 2:58
8 For the Country 5:01
9 Dead Weight 4:25
10 Wire 3:11
11 Barking Up the Wrong Tree 3:45

ボストン出身のオルタナティヴ・ロックバンドDumptruck(ダンプトラック)の3枚目となるアルバム。プロデュースはEcho & the Bunnymenなどで知られるHugh Jonesが担当。前作「Positively Dumptruck」までは、Seth TivenとKirk Swanによる共同ソングライティング体制でしたが、その発表後にSwanが脱退。そうした変化が反映されたためか、従来のざっくりとしたギターロックを軸としながらも、「孤独・自己探究」といったテーマのもと、ルーツロック/アメリカーナへと一歩踏み込み、より牧歌的で哀愁漂うレイドバックした音楽性へと深化を遂げています。
ハイライトはイギリスのペダルスティール名手BJ Coleが客演した#7「Going Nowhere」。そこから徐々に深みを増してゆく後半、LPのB面にあたる部分の流れがよく、Uncle TupeloやThe Jayhawksに先駆けるようなオルタナカントリー的な渋みにほどよいポップ風味を織り交ぜた楽曲構成の妙に引き込まれます。
Apple Musicのプレイリスト「Inspired by R.E.M.」にも選出されていますが、Miracle LegionやThe Connellsといったバンドと同様に、R.E.M.のフォロワーというよりは同時代のカレッジロック/オルタナティヴ・シーンにおいて独自のバンド像を確立した稀有な存在だと思います。

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2026年1月7日水曜日

The I-Rails - Panharmonium


Label: Primal Rhythm Music
Catalog#: -
Format: Cassette, Album
Country: US
Released: 1990

A1 Around The World 3:48
A2 Disconnected 3:11
A3 Lucifer, Paul & John 3:47
A4 Willingness 3:51
A5 Two Feet In Front Of Me 4:04
A6 The Light Of The Sun 3:40
B1 Real Time 2:40
B2 Fallen 2:16
B3 Behold 3:19
B4 In The End 5:03
B5 Where I Am 4:17
B6 Courage, Etc. 6:02
B7 Anything In Space 4:13

80年代後期にカリフォルニア州オックスナード/ヴェンチュラ周辺のローカルシーンで活動した3人組オルタナティヴ・ロックバンドThe I-Rails(アイ・レイルズ)。作品は一貫して自主制作カセットで発表してきた彼らにとって、本作は活動末期に制作された4作目にあたるアルバム。メロディ志向のUSインディーの流れを汲む瑞々しいボーカルハーモニーと、ジャングリーなギターサウンドを核としたアンサンブル。疾走感あふれるパワーポップから、スローダウンした切なく内省的な楽曲まで、ウェットなヴォーカルスタイルを含めて、その全体的な感触は後年のGin Blossomsを彷彿とさせます。
当時のメジャー作品に引けを取らない内容ですが、シーンの過密さゆえか商業的な成功には恵まれず、本作を最後にバンドは解散。その後、フロントマンのChris O'ConnorはPrimitive Radio Gods名義でソロ活動を開始。1996年にはB. B. Kingをサンプリングしたシングル「Standing Outside a Broken Phone Booth with Money in My Hand」を全米ヒットさせ、現在まで同名プロジェクトを率いて活動を続けています。

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2026年1月2日金曜日

Winter Hours - Wait Till The Morning


Label: Link
Catalog#: LINK CD022
Format: CD, Album
Country: US
Released: 1989

1 Hyacinth Girl 4:36
2 Wait Till The Morning 2:42
3 Simple John 3:44
4 Island Of Jewels 5:10
5 Incendiary 2:47
6 Churches 2:57
7 Walk Away 4:17
8 At A Turtles Pace 4:11
9 I Want 2:35
10 All Along The Watch Tower 4:03

アメリカ・ニュージャージー出身の5人組ロックバンドWinter Hours(ウィンター・アワーズ)の初期インディー時代をまとめたコンピレーションCD。1986年にリリースされた「Wait Till the Morning」に、1985年のデビュー作「Churches」を追加収録した内容で、同名EPの拡張版と言える構成となっています。
Winter Hoursは、Joseph Marques(ボーカル/リリック)、Michael Carlucci(リードギター)が中心となり、前身バンドWard 8から発展する形で1983年に結成。1991年の解散まで精力的にライヴツアーを行い、東海岸のアンダーグラウンド・シーンやカレッジ・ラジオを中心に熱心なリスナーからカルト的な支持を集めました。彼らのサウンドの特徴は、The Byrdsを彷彿とさせる12弦ギターの繊細なアルペジオとジャングリーなトーン。当時この界隈を象徴する存在であったR.E.M.からの影響は明らかですが、単なるフォロワーにとどまらず、個々のプレイには確かな個性があり、とりわけフロントマンJoseph Marquesの内省的で深みのある歌声とインディヒーロー然とした佇まいは、Michael Stipeとは毛色の異なるカリスマ性を放っています。
1980年代半ば、R.E.M.の成功の陰で、同様の感性を共有しながらも商業的評価に恵まれなかったバンドが数多く存在したアメリカの地下オルタナティブ・シーン。近年では、アメリカ版C86とも言えるジャングル・ポップの発掘プロジェクト「Strum & Thrum: The American Jangle Underground 1983-1987」などの動きがあり、こうした埋もれたバンド群が少しずつ再評価され始めているのかもしれません。

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