2026年1月2日金曜日

Winter Hours - Wait Till The Morning


Label: Link
Catalog#: LINK CD022
Format: CD, Album
Country: US
Released: 1989

1 Hyacinth Girl 4:36
2 Wait Till The Morning 2:42
3 Simple John 3:44
4 Island Of Jewels 5:10
5 Incendiary 2:47
6 Churches 2:57
7 Walk Away 4:17
8 At A Turtles Pace 4:11
9 I Want 2:35
10 All Along The Watch Tower 4:03

アメリカ・ニュージャージー出身の5人組ロックバンドWinter Hours(ウィンター・アワーズ)の初期インディー時代をまとめたコンピレーションCD。1986年にリリースされた「Wait Till the Morning」に、1985年のデビュー作「Churches」を追加収録した内容で、同名EPの拡張版と言える構成となっています。
Winter Hoursは、Joseph Marques(ボーカル/リリック)、Michael Carlucci(リードギター)が中心となり、前身バンドWard 8から発展する形で1983年に結成。1991年の解散まで精力的にライヴツアーを行い、東海岸のアンダーグラウンド・シーンやカレッジ・ラジオを中心に熱心なリスナーからカルト的な支持を集めました。彼らのサウンドの特徴は、The Byrdsを彷彿とさせる12弦ギターの繊細なアルペジオとジャングリーなトーン。当時この界隈を象徴する存在であったR.E.M.からの影響は明らかですが、単なるフォロワーにとどまらず、個々のプレイには確かな個性があり、とりわけフロントマンJoseph Marquesの内省的で深みのある歌声とインディヒーロー然とした佇まいは、Michael Stipeとは異なる毛色のカリスマ性を放っています。
1980年代半ば、R.E.M.の成功の陰で、同様の感性を共有しながらも商業的評価に恵まれなかったバンドが数多く存在したアメリカの地下オルタナティブ・シーン。近年では、アメリカ版C86とも言えるジャングル・ポップの発掘プロジェクト「Strum & Thrum: The American Jangle Underground 1983-1987」などの動きがあり、こうした埋もれたバンド群が少しずつ再評価され始めているのかもしれません。

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