2013年2月26日火曜日

[638] Paul Winter - Canyon

1998 Edition

Label: Living Music

Catalog#: LD0006
Format: CD, Album
Country: US
Released: 1985
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1 Grand Canyon Sunrise 7:07

2 Morning Echoes 2:28
3 Bright Angel 3:52
4 Raven Dance 2:28
5 Bedrock Cathedral 2:03
6 River Run 7:06
7 Elves' Chasm 2:02
8 Sockdolager 4:09
9 Air 3:29
10 Grand Canyon Sunset 4:56

1960年代よりアンサンブルPaul Winter Consortを結成し、世界各地の民族音楽や文化/環境を題材に自然美あふれるアース・ミュージックを奏でるサックス奏者Paul Winter(ポール・ウィンター)。1985年発表の「Canyon」はアメリカの広大な渓谷グランド・キャニオンの自然反響の中で行ったライヴ録音をもとに構成。空気や生き物の気配に囲まれたオープンエアの迫真性と、その場の響きの秩序に基づいた録音は生々しくスリリング。自身が発した音/こだまに呼応するかのような演奏、時系列に並ぶ曲の連なりと感動的な流れは、ニューエイジの垣根を越え広くリスナーに届くほどポジティヴなヴァイタリティに満ちています。レコーディングにはフレンチホルン奏者John Clark(ジョン・クラーク)、木管楽器
奏者Paul McCandless(ポール・マッキャンドレス)、鍵盤奏者Paul Halley(ポール・ハレー)、チェロ奏者Eugene Friesen(ユージン・フリーゼン)とDavid Darling(デヴィッド・ダーリング)、Suso SáizやJavier Paxarinoなどスパニッシュ文脈ともリンクするフレームドラムの第一人者Glen Velez(グレン・ベレズ)などが錚々たるメンバーが参加。ベレズの土着的なリズム、オルガンの持続音はアンビエント音楽的ですが、響きの中に浮かび上がるグランド・キャニオンのランドスケープの輪郭に「環境」を感じる作品です。


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