2019年11月12日火曜日

[252.1] 月間サウンドステージ 心を癒すアンビエント・ミュージック




音楽現代別冊 月間サウンドステージ
1996年3月号

特集 アンビエント・ミュージック〜自然からのメッセージ
・自然音も聴けるアンビエントCDコレクション
・アーティストからのメッセージ〜FOAレコード
・やすらぎを求めて〜自然音CDコレクション
・心の奥底で木霊するアンビエントなリズムたち 吉村弘
ほか

平成8年3月30日発行
編集長 船木文宏
出版 株式会社芸術現代社

クラシック音楽専門誌「音楽現代」の別冊として刊行されていた月刊誌「サウンドステージ」。「情報選択時代の音楽オーディオ誌」と謳われるように、時代とともに多様化するオーディオ/ヴィジュアル機器と音楽ソフトに関する最新情報を発信する音楽総合誌でした。1996年3月号の特集は「心を癒すアンビエント・ミュージック」。80年代末から90年代にかけて、ハードさを志向するアンダーグラウンド・ダンス・ミュージックの反作用として生まれ、ともに発展を遂げてきたチルアウト〜アンビエント・ミュージック。本号が発行された90年代半ばは、ちょうどチルアウト・カルチャーを先導してきたプロデューサー達がアンビエント路線をやや離れて、エレクトロニック・ミュージックの新しいフォームに歩みを進めた時期。アンビエント・ミュージックは「聞き手が想像力で参加することができる抽象性でクリエイティヴなスピリチュアル・サウンド」として、ポップ・ミュージックと混交しながら、よりオーバーグラウンドなフィールドでの認知を広げていたのだろうと思います。この特集では、自然音を取り入れたニューエイジ色の濃いアンビエント作品のディスクガイド、ユーキャン内に設立された音楽レーベルFOA (FORCE OF AMBIENT) RECORDSの紹介、細野晴臣、ワールド・スタンダード、高橋鮎生、ドリーム・ドルフィンなどポップとアンビエントの両極を志向する所属アーティストからのメッセージ、橋本元司や吉村弘によるコラム、アンビエント作品やグッズを買うことができるショップ情報などを掲載。今読むと、マスとコアの間で揺れ動く当時のアンビエント・ミュージックと、それをめぐる動向や概観が感じ取れるような内容になっています。注目すべきは、日本のアンビエント史に輝く巨星にして、ほとんど交わることはなかったであろう2人の音楽家、吉村弘と細野晴臣が同じ紙面に寄稿していること。かたや音の美術〜環境デザインの先覚者、かたや俗世を離れてアンビエントたる仙境に身を置いた音楽王、という、双方異なる「アンビエント/環境音楽」を体現する2人。下の文章は、各々のコラムから特に印象的な部分を抜粋したものです。


「アンビエント感のもとになっているものは、やはり自然なリズム、自然音や地球の発信している様々な鼓動、宇宙からの波動、遠い記憶、民族の伝統によって育まれてきた風土性など失いかけているものの中に投影されることが多い。失ってからでは遅いし、そんな心の中の小さな波紋として、聴く人の心の中に広がっていくからであろう。私達は生活には便利になったが、アンビエント感の乏しい時代にいることをじわじわと感じ始めている。「アンビエント・ミュージック」は音の一ジャンルを形成するものではなく、アンビエント感のある音楽の総称としてあるべきであろう。」 - 吉村弘


「僕はここ数年、渚に立ってずっと海を見ていた。海は激しさと静けさをひとつのこととして感じさせてくれた。そこにはエゴも名もない太洋感覚があった。アンビエントとはそのような視点〜世界の観望から、日々成生と消滅をくりかえしてゆく音楽と思われる。僕の背後には陸が広がり、そこには多様なノイズが渦巻いている。地震が起こり津波がおし寄せると、海のスピリットが陸に影響を及ぼし、陸のアンビエントが生まれた。」 -細野晴臣


2019年11月6日水曜日

[252] Herman De Vries ‎- Water: The Music Of Sound 1


Herman De Vries ‎- Water: The Music Of Sound 1
published by Artists Press Bern, 1977

recording (LP) with on side 1: bach (6 kleine wasserfällchen in einen strom), Oberschwappach - D (10.15 min) and ozean I, Gubacarrigan, Clew Bay - Ireland (9.40 min), on side 2: ozean II, Killeennabausty, Achill Island - Ireland (9.08 min), regen, Eschenau - D (6.36 min) and quelle, Fatschenbrunn - D (5.31 min). In 2 beige covers with a white label on the outside cover with artist, title and titles of the sounds on the disk. On the reverse of the cover a text by Urs and Rös Graf. Added 15 photographs in black/white, text in English: "this shall you think of all this fleeting world: | a star at down, a bubble in a stream, | a flash of lightning and a summer cloud, | a flickering lamp, a phantom and a dream" [source: Vajracchedika Prajna Paramita Sutra (Diamond Sutra)]. On the front of the inner cover a fragment of a photograph (3.5 × 5.0 cm) is glued representing a cloud in a blue sky, on the reverse a fragment of a photo (5.5 × 8.3 cm) representing a waterfall. A postcard is included.

2019年11月5日火曜日

[251] Carlo La Manna ‎- Musica Per Uomini Di Pietra


Label: Ginger
Catalog#: GDRX 0163
Format: CD, Album
Country: Italy
Released: 1993
DISCOGS

1 Il Sole Sorge Sulle Alpi 1:59

2 Il Re Guerriero Forgia Le Armi Di Rame 3:28
3 I Racconti Della Regina Al Bimbo Di Pietra 3:28
4 Il Piccolo Cacciatore Scopre Il Mondo 2:44
5 Incontro Con Gli Spiriti Della Foresta 1:41
6 Il Tempo E Le Stagioni 4:59
7 Verso La Montagna Sacra 7:53
8 I Sacerdoti Del Grande Tempio 3:28
9 Canto Notturno Degli Uomini Di Pietra 2:17

イタリア北部トレント出身、現在は隣国スイスを拠点とするダブルベース奏者Carlo La Manna(カルロ・ラ・マンナ)。10代半ばからドラム、その後にエレクトリック・ベースの演奏を始め、同郷出身のギタリストAndrea Braido(アンドレア・ブライド)のグループなど数多くのロック/ジャズ・バンドに参加。1988年よりダブルベースとチェロ、クラシック音楽の研究を始めてからは、ダンスや演劇、ドキュメンタリー・ビデオの音楽を手掛けるなど活動の枠を広げ、現在まで作曲家、演劇作家、教師、民族音楽アンサンブルのリーダーとして分野を横断したマルチな活動を展開しています。本作「石男のための音楽」は、1993年7月から11月にかけてベゼーノ城考古学遺産局の企画により開催された展覧会「Uomini di pietra. Statue stele e prima metallurgia in Trentino Alto Adige」(石の男:トレンティーノ=アルト・アディジェ特別自治州の石像と最初の冶金)のための音楽を収録した、おそらく2作目となるリーダーアルバム。自身の作曲・構想に基づき、サンプラー、シンセサイザー、民族楽器、創作楽器、石や貝などの自然物、ガラス、金属、木材といった大小とりどりの非楽器を、チベッツァーノ小学校の児童16名を含むアンサンブルで演奏。金属や自然物が織りなすプリミティヴな感触とともに、歴史の古層から立ち上ってくるような底知れないアンビエンスと静寂感が全編を支配しています。公式プロフィールには80年代後期に環境音楽の作曲に専念していたと記されていますが、そうした活動の一端を窺い知ることができる内容です。下の動画は作者本人による投稿。他に、ファーストアルバム「Luding」、バイオリン奏者Bungaro Corrado(ブンガロ・コラード)との共作「Textiles」もアップされています。


Composizioni di Carlo La Manna, con la complicità convinta e divertita di sedici "musicisti in erba" della IV classe della scuola elementare "G.B.BORSIERI" di Civezzano (Trento), per la Mostra Archeologica: "UOMINI DI PIETRA" Statue a Stele e prima metallurgia in Trentino Alto Adige, Castel Beseno, luglio-novembre 1993, a cura dell'Ufficio Beni Archeologici della Provincia Autonoma di Trento.


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2019年11月1日金曜日

[250] Musique Plastique - Stages: Music From Dance And Theater 1979-1989



米オレゴン州ポートランドにレコードショップを構える傍ら、2018年よりレコードレーベルを運営しているMusique Plastique。Visible Cloaksのセルフタイトル作の再発を皮切りに、同郷出身のシンセサイザー奏者Attilio、シカゴのポストパンク・バンドGuerilla Welfare、ナイジェリア出身の宅録ローファイシンガーPedro、ベルギーの前衛劇伴作家John Gilbert Colman、さらにはメルボルンで映像のための音楽を手がけた電子音楽家Sam Malletまで、レアグルーヴ的視点で発掘した良質なミニマル〜コンテンポラリー・ミュージックの復刻リリースを重ね、再発レーベルが乱立する現行シーンの中でも、彼らとゆかりの深いSéance Centreともに異彩を放つ存在になっています。今年の1月4日にサウンドクラウドで公開された「Stages: Music From Dance And Theater 1979-1989」は、レーベルの共同設立者の1人であるLuke Buser(ルーク・ブザー)が過去2年にわたり夢中になっていたというダンスとシアター・プロダクションのための音楽に関する研究成果をまとめたもの。Ryuichi SakamotoやBenjamin Lewといった大御所からほとんど無名に近い作家まで、29組の音楽家達が身体の動き/リズムに呼応して制作した様々なフォームのミニマル・ミュージックが2時間にわたりミックスされています。トラックリスティングはトラック説明欄をご覧ください。


I spent the last couple of years obsessing over music from dance and theater productions. The more I researched and listened, the more I began to hear a sort of commonality that all these records and cassettes shared; a sound of movement. Even coming from all parts of the globe and representing several different genres, there is a strong feeling of human movement. This mix represents a period of time spanning between 1979 and 1989. Enjoy! - Luke/Musique Plastique


Guerilla Welfare - The Nature Of Human Nature [MP005]


Sam Mallet - Wetlands [MP006]

2019年10月30日水曜日

[249] Botanica - Arboretum


Label: -
Catalog#: -
Format: Digital, Album
Country: Poland
Released: 2019

1 Arecaecae 6:49

2 La Manzanera 5:11
3 Lutowiska 6:00
4 Merigar 7:30
5 Przystań 10:00
6 Solano 7:50
7 Tegnérlunden 7:59
8 Tukany na tropie 5:01
9 Tumy 4:14

「ボタニカルアート」などで耳馴染みのある「ボタニカ」とは、イタリア語で「植物」のこと。ポーランドのDJ/プロデューサーMaciej Maćkowski(マチェイ・マッコウスキ)によるBotanicaは、その名の通り、熱帯雨林や植物園、自然の音・ビジュアルに焦点を当て、それらのイメージをダブテクノ〜ハウスなどエレクトロニック・ミュージックのフォームに落とし込んだディープなサウンドを探求するプロジェクト。今年5月にバンドキャンプを通じてリリースされた「Arboretum」は、彼が過去3年間にポーランド、スウェーデン、スペイン、スロバキアなど各地を訪ねて採取したフィールド・レコーディング音源とファウンドサウンドを軸に、シンセシスを駆使して作り上げた初のフルレングス作品。「植物+エレクトロニクス」という組み合わせから連想できる密林エスノではなく、ミストを全身に浴びながら濡れた地面の上を歩くような、全編ひんやりとした感触をもつアンビエント・サウンドに貫かれています。各トラック名はおそらく音を採取した土地の名に由来。昨年3月のBandcamp Dailyの記事「Music for Plants」とあわせて。



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[related]
アルバムのリリースと時を同じくしてワルシャワのラジオ番組kolekcjeのサウンドクラウドで公開された1時間のアンビエント・ミックス。


2019年10月28日月曜日

[248] Kensuke Mitome & Gota Wakabayashi - Selene Museum Moon Forest


三留研介 & 若林剛太 - セレネミュージアム・ムーンフォレスト
Label: セレネ美術館
Catalog#: SELENE1-3
Format: CD, Album
Country: Japan
Released: 1993

1 一滴の春 5:13

2 月の道標 4:24
3 水の回廊 4:23
4 月の鏡 4:57
5 雲の信号 4:53
6 緑の迷宮(ラビリンス) 4:06
7 星の船 5:08
8 月の女神 6:15
9 瞬間(とき)の記憶 5:02
10 夢の静寂(しじま) 6:09
11 永遠の午後 6:07
12 光の扉 5:03

箱根彫刻の森美術館のCMにおけるジョージ・ウィンストン「あこがれ/愛」、または「心の美術館」「ヒーリング・ギャラリー」といったシリーズタイトルなど、80-90年代のニューエイジ・ミュージックと静かなアートスペースのもつイメージの結びつきには、不思議と心ときめくものを感じます。このCDは、富山県の温泉郷・宇奈月温泉に佇む黒部市宇奈月国際会館・セレネに併設された「セレネ美術館」で実際に使用されているオリジナルBGMを収録したもの。黒部峡谷の厳しく美しい自然の姿を世界・未来へと伝えることを基本理念に定め、平山郁夫や塩出英雄といった現代日本画壇を代表する7名の作家と美術館が一体となって創作展示した絵画作品の数々──、それらと共振するように、このBGMもまた黒部の大自然が織りなす四季折々の情景を淡いタッチのシンセサイザーで表現しています。ブックレットには慎ましやかな紹介文と水辺の風景画などの図版が数点。それらをぼんやりと眺めながらファンタジックな音色に耳を傾けていると、色や形に内在するメッセージを受け取ったり、静止した世界に思いを巡らしたりという絵画鑑賞の楽しみが静かに伝わってくると同時に、空想の黒部へと旅心を誘われます。作者は、音楽制作会社スイッチに所属し、駅発車メロディを手掛ける作曲家コンビ=三留研介と若林剛太。製作は北日本放送の子会社ケイエヌビィ・イー。


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2019年10月11日金曜日

[247] Ernest Hood - Neighborhoods


ライナーノーツを担当させていただいたアーネスト・フッドのアルバム「ネイバーフッズ」の日本国内仕様CDが本日10月11日に発売になりました。アーネスト・フッドは米オレゴン州ポートランド生まれの音楽家。元々はジャズ・ギタリストとしてチャーリー・バーネット楽団などのメンバーとして活動されていましたが、20代後半に病に冒されジャズの一線を離れてからは、テープレコーダーを携えて街中を巡り、人々の何気ない日常の会話や風景音を集めることに力を注ぐようになりました。約20年にもわたるフィールドワークの集大成として制作されたこの「ネイバーフッズ」。環境音のコラージュにシンセやツィターの演奏を織り交ぜながら、作者が幼少期に体験した夏の日のサウンドスケープを1日の時系列に沿って表現した、夢のようなノスタルジアに満ちたドキュメンタリー作品となっています。オリジナルのリリースから44年。今回初めて〈リヴェンジ・インターナショナル〉のサブレーベル〈フリーダム・トゥ・スペンド〉によりヴァイナルとCDでリイシューされました。


happy to announce that I have written the liner notes for the Japanese edition CD of Portland, Oregon based Jazz musician Ernest Hood's musical cinematography album "Neighborhoods", reissued by Rvng Intl. sub-label Freedom To Spend.



米Pitchfork『ベスト・アンビエント・アルバム TOP50』に選出された75年激レア盤が初再発
帯ライナー付国内盤仕様 解説:藤井友行

2019年8月12日月曜日

[246.1] Airwaves: Tomoyuki Fujii



韓国のレーベルTonal Unityのゲストミックス・シリーズに誘っていただきました。Tonal Unityは、Akimbo名義で活動する米国出身のDJ/プロデューサーRhylon Durhamが、現在住んでいるソウルを拠点に立ち上げた新しいレーベル。韓国やインドネシアなどアジアの伝統音楽と、現行のダンス・ミュージックの接点に着目し、オーガニックかつ実験的なダウンビートのトラックを集めたコンピレーション「Vol. 1 {일}」(イル:仕事の意)をリリースするなど、ユニークな志向性をもって活動されています。今回のミックスは、ちょうど梅雨の終わりの時期、天気の移り変わりにインスパイアされたものです。レーベルの作品とあわせてチェックしていただけると嬉しいです。


happy to share my new mix for Seoul-based label Tonal Unity, formed by Akimbo aka Rhylon Durham. it was recorded at the end of the rainy season called "Tsuyu" in Japan, and inspired by the rain and sunshine in July. hope you enjoy it. many thanks, Rhylon.


va Vol. 1 {일}
the first release in a series of 3 compilation EPs.

Tonal Unity - 토널 유니티
Organic Sounds from Asia and Beyond
아시아를 포함한 그 이상의 순수한 사운드
soundcloud / bandcamp / facebook

2019年6月25日火曜日

[245.1] Mori To Kiroku No Ongaku #12



6月21日に放送されたLYL Radio「Mori To Kiroku No Ongaku」の最終回。後半1時間は、森俊二さんと杉本邦人さんによるプロジェクトNatural Calamity(ナチュラル・カラミティ)のレイドバックなチルアウト・サウンドを特集。今回、特に思い入れのある音楽を取り上げたいと思い、真っ先にイメージしたのがこのNatural Calamityでした。「90年代のなごみもの」という帯のキャッチコピーに興味を引かれ、中古CD屋で「Down In The Valley」を手にとったのが16年ほど前。サーフ・ミュージックやアンビエントの時流とは関係なく、浮いたときにも沈んだときにもパーソナルな耳の拠り所として愛聴してきた、自分にとって無人島ディスクのような一枚です。2003年の「Night Is Indigo」以降アルバムのリリースはありませんが、現在森さんはGabby & LopezやDamoといったメインのプロジェクトと並行して、Natural Calamity名義での新作も製作中とのこと。今後の報せがとても楽しみです。最後に、2017-19の2シーズンにわたってこの番組をチェックしてくださったみなさま、そしてLYLのアキと全てのクルーへ、短い間でしたが本当にありがとうございました。ラジオはまたきっとどこかで。


here is the final episode of my LYL Radio show "Mori To Kiroku No Ongaku". the second hour is a special feature on the laid-back sound of Japan's downtempo duo Natural Calamity, formed by Shunji Mori (Gabby & Lopez / Damo) and Kuni Sugimoto (Honolulu / fabricomusico). thanks to Aki and LYL Radio crew for supporting me for two years, and everyone listening to my show.



tracklist:
Michael Bierylo - Recurrence
Max Lässer's Ark - Oceania
Wind Machine - Rain Maiden
Danny Heines - Sun & Water
Andreas Von Wangenheim - 1st Of My Day
Fowler & Branca - The First Breath
Everything Play - Kyujitsu (Holiday)
Dagobert Böhm - Für Nana
Vincenzo Zitello - Arcangelo Gabriele
Shiva Affect - Caught In Amber
Salut - Whispering Gallery
The Lilac Time - The Rain Falls Deepest On The Shortest Haircut
Lakeside - Film Parts
Shunji Mori, Kunihito Sugimoto, Morio Watanabe, Seigen Ono - Koronis Rift (Intro)
Natural Calamity - Down In The Valley
Natural Calamity - Introduction For Tomorrow
Natural Calamity - Day Dream
Natural Calamity - After The Sorrow
Natural Calamity - Chocolate Martini
Natural Calamity - After The Dolphins Gone
Natural Calamity - Interzone Pt.4
Natural Calamity - Andalucian Moon
Natural Calamity - In Between
Natural Calamity - Life
Natural Calamity - Shelly
Natural Calamity - Interzone Pt.2
Natural Calamity - Turn Pike & Freeway

2019年6月20日木曜日

[245] va Long Distance Vol. 1


Label: Ambient Assistance
Catalog#: AA02
Format: Cassette, Compilation
Country: Canada
Released: 2019

1 Nadia Khan - Polvo 4:30

2 AVR - Untitled 6:37
3 Big Zen - Luvum 7:19
4 Thurlow Joyce - Theo 9:27
5 Dust-e-1 - Durutti 4:08
6 MDO & Soft Fit - Untitled 6:02
7 Journeymann Traxx - Tribe Sesh 8:02
8 Modest House - Black Dog 4:06
9 Precipitation - Deep Sleep 10:57

Long Distance Vol. 1 is a compilation of airy, reflective, and immediate pieces from 10 artists separated by distance and abstract borders. With contributions from a network bridging distant locations across two continents, distance(s) (of geographical as well as more abstract kinds) became the theme of this release. Available digitally and in limited cassette and CD versions via ambientassistance.bandcamp.com


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2019年6月18日火曜日

[244] Michael O'Shea


シタールとゼロコードから着想を得た17弦楽器「モ・カラ」を自作し、ヨーロッパやアジアの国々を放浪した、北アイルランド生まれの音楽家MICHAEL O'SHEA。「アイリッシュのララージ」とも評されるこの孤高の路上演奏家が、1982年にWIREのメンバーBRUCE GILBERTとGRAHAM LEWISによるプロデュースで発表した唯一のアルバムが、今年37年ぶりにダブリンのレーベルALLCHIVALから再発されました。あわせて日本国内仕様のCDがリリースされることになり、封入されるライナーノーツを私藤井が担当させていただきました。国内盤の発売日は7月初旬。ディスクユニオンでは予約が始まっています。 glad to announce that I have written the liner notes for the Japanese edition CD of the legendary Irish street musician Michael O'Shea's self-titled album, reissued by Dublin label All City's AllChival imprint.



マイケル・オシェイの82年エキゾチック・ミニマム・アンビエント唯一作がCD化
帯ライナー付国内盤仕様 解説:藤井友行

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2019年6月2日日曜日

[243.1] Tomoyuki Fujii - Hamon Radio #127



2017年11月の開局から、バレアリック・ミュージックを中心にノマドスタイルでライブ・ストリーミングを発信しているインディペンデント・ウェブラジオ「Hamon Radio」。共同設立者のShungoさんと、Maaさんより声をかけていただき、1時間のミックスを提供させていただきました。現在この2人と、エンジニアやビデオディレクターなどを含め、7人体制で運営されているそうです。国内外からスペシャルゲストを迎えたこれまでの公開収録の模様がYouTubeとMixcloudで視聴できるほか、Ban Ban Ton Tonの特集ページ(banbantonton.com/tag/hamon-radio/)では、開局までの経緯や基本理念、クルー各々がポリシーに掲げるトラックなど興味深いインタビュー記事が公開されていますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。Shungoさん、Maaさん、選曲する機会をくださりありがとうございました。


happy to share a new mix of mellow guitar, relaxed beats, and dreamy ambient music for Tokyo based independent internet radio station Hamon Radio. mixed and recorded while feeling the pleasant breeze in mid-May. please visit their official YouTube and Mixcloud pages for the archive of live broadcast videos and mixies, and also Ban Ban Ton Ton page for an interview with two co-founders by Dr Rob. many thanks to Shungo-san and Maa-san for inviting me.



tracklist:
Bronco - Road Boy Blues
KB - If You Were There
S.E.N.S. - Daydreaming
Joseph Shabason - West of Heaven
Absent Without Leave - Sudden Change
Tamao Ijima - Dusk 'Til Dawn (Reprise)
Spoonfed Hybrid - Stolen Clothes
Natural Calamity - Stoned Window
Cinq - Call At 8:15 A.M.
Eco - Wave
Tsuki No Wa - On Mother's Day
Harmoniser - Stopover
Candeias - Casas De Invierno
Lee Byung Woo - My Painting
Thalassing - Ophion Resounds

Hamon Radio
independent internet radio station based in Tokyo, Japan

2019年5月29日水曜日

[243] Santilli - Surface



ギリシャの知られざるエレクトロニック・ミュージックの発掘・プロモーションを目的に、2012年に立ち上げられたInto The Light Records。近年は本国ギリシャに留まらず国外の若手プロデューサーをフックアップする「インターナショナル・シリーズ」(ITLIntl)というラインも展開していますが、Cass、Bartosz Kruczyński & Poly Chain、Jason Letkiewiczに続く第4弾タイトルとして、シドニー在住のDJ/プロデューサーMax Santilli(マクス・サンティリ)によるデビュー・フルレングスLPをアナウンス。サンティリはJacob Fugarとのデュオ・プロジェクトAngophora(アンゴフォラ)名義でも活動するマルチ・インストゥルメンタリスト。昨年シドニーのアンダーグラウンド・レーベルKen Oath Recordsからリリースされたアルバム「Scenes」では、ギターや打楽器などのアコースティック楽器とエレクトロニクスが心地よく溶け合ったオーガニックな密林サウンドを志向していましたが、本作でもその路線はそのままに、さらにディープなエスノ・アンビエント〜ジャズ・フュージョンを突き詰めた素晴らしい作品に仕上がっている模様です。リリース予定日は9月2日。


For the latest release in their ongoing ‘International’ series, Into The Light Records takes us to Sydney and the dreamy, softly spun musical world of talented multi-instrumentalist Max Santilli. “Surface” is Santilli’s debut album following years spent working alongside Jacob Fugar in Ken Oath Records-signed downtempo duo Angophora. It draws on a personal archive of home recordings made between 2016 and 2018 using a range of guitars, synthesizers and acoustic percussion instruments. As you’d perhaps expect, it’s an intimate and hugely personal set that wraps drowsy, slowly shifting musical flourishes around gentle, sun-kissed rhythms and suitably spacey chords. Santilli offers subtle nods towards his various inspirations – think the mesmerizing ambient-jazz fusion of Michael Bierylo, Steve Hillage’s timeless early ambient works and the intricate acoustic guitar playing of Steve Tibbetts and Miguel Herrero – while forging his own distinctly lo-fi and otherworldly path. As a result, “Surface” is an album of impressive depth and diversity, held together by Santilli’s reflective, emotion-rich vision.


Angophora ‎– Scenes (Ken Oath Records, 2018)

2019年5月12日日曜日

[242] AOKI,hayato


ギター演奏を中心に活動する、京都在住の音楽家・青木隼人さん
。自身のレーベル〈grainfield〉から2007-08年にリリースされた初期アルバムと、07年に渋谷の雑貨店ggから特殊パッケージでリリースされた「(は)」のリマスター版、あわせて5つの作品がこの度Apple MusicやSpotifyなどの音楽配信サービスで聴けるようになりました。今回の配信に際して、各作品のための短いレビューを執筆させていただきました。この10年、何度も聴き、親しんできた作品ばかり。しかし、青木隼人という一人の音楽家について、そしてその音楽の魅力についていざ書くとなると、やはり難しく感じました。短い文章の中でそのことがうまく形にできているか自信がありませんが、ご覧いただければとても嬉しいです。彼の音楽があたらしい聞き手に届くことを、そしてどこかで誰かを待つ時間や、もの思う時間になることを願って。




Kyoto based musician AOKI,hayato's early albums released in 2007-08 from his label grainfield, and the remastered version of “HA" originally published with a special package in 2007 from the general store gg, can now be heard on the audio streaming platforms such as Apple Music and Spotify. this time, I wrote short reviews for each work (on Japanese only, sorry). please visit his webpage for the calm and beautiful guitar sound.


2019年5月9日木曜日

[241] Trijo - Trijo


Label: Panton

Catalog#: 81 0686-1511
Format: Vinyl, LP, Album
Country: Czechoslovakia
Released: 1989
DISCOGS

A1  Mechanické Piano  5:39

A2  Leden  5:10
A3  Flétnové Hodiny  4:37
A4  Čmelák  4:20
B1  Hop Holka Svlíkej Kabát, Necháme Si Jazzík Zahrát  5:23
B2  Studna Radosti  6:40
B3  Nech To Ležet, Nech To Běžet  2:54
B4  Ánri  1:57
B5  Dupák  5:02

深く根を張った成木が、古層から水分を吸い上げ、地上に瑞々しい空気を蒸散させる──この作品から想起したイメージは、実際にチェコのオルタナティヴ・シーンで彼らが取り組んでいたことの本質でもあると思う。夫婦デュオとしての活動でも知られるヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のVoitéch Havel(ヴォイチェフ・ハヴェル)、サックス奏者のVáclav Bratrych(ヴァーツラフ・バラトリッヒ)、打楽器奏者のPetr Chlouba(ペトル・クローバ)の3人が1983年に大学の卒業コンサートを機に結成した小編成ジャズ・室内楽アンサンブルTrijo(トリーオ)。本作は、Agon Orchestraの設立者でありピアニストのMiroslav Pudlák(ミロスラヴ・プドラーク)が加わった4人編成による唯一のレコーディング作品。スリーヴノートではクラシック〜ジャズ〜フォークロアの地境を超える新しい音楽の動向を、OregonやW. A. Mathieuを例に引きながら解説している。


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2019年4月27日土曜日

[240.1] Mori To Kiroku No Ongaku #11



4月26日に放送されたLYL Radio「Mori To Kiroku No Ongaku」の第11回。今回は、90年代のチルアウト・クラシックから、南米の民俗音響派、北米〜オーストラリアの自然派フォーク、元アラゴンのメンバーによるソロ・プロジェクトや、日本製バーチャル水槽のサウンドトラック、現行のレフトフィールドなエキゾ・サウンドまで、自然の楽園や辺境を巡る旅をイメージして2時間選曲しました。お楽しみいただければ幸いです。 here is a new mix of ethnic and exotic chill-out music from my LYL Radio show broadcasted last Friday. it reflects the image of a journey around the paradise of nature and the frontier on earth. hope you will enjoy it.



tracklist:
Earth - Flow Motion (Oracle Remix)
Apsaras - Apsaras
Bruce Becvar - Waves
Language Lab - Burning Disaster (Groove Armada Bedtime Story Mix)
Sami Abadi - Aire Fresco
José Padilla - Solito (Wolf Müller Water Mix)
Khoshi Baba - Purify Soul
Suspended Memories - Saguaro
Keishi Urata Project - Spring
Michael Atherton - Sunshower
Chari Chari - Stream
Back Office - Around We Go Chords
Pyrolator - Pisang
Golden Ivy - Kulen Natt
Jura Soundsystem - Monster Skies
? - Sakanahakkei No Aru Fuukei
Hideki Mitsumori - Little Mountain Saint
Michael Whalen - Journey Towards The Sunrise
Worldwide Zen - Waterwalk
Ian Tamblyn - The Bell Birds
Argile - Kleine Rosa Wolke
Vasco Martins - A Brisa Do Mar No Teu Rosto
Daniel Goyone - Danse Des Lamantins
An MLO Production - Wimborne

2019年4月24日水曜日

[240] Rip Hayman - Dreams Of India & China


Label: Recital

Catalog#: R59
Format: Vinyl, LP, Album
Country: US
Released: 2019
DISCOGS

A  Part One  20:50

B  Part Two  21:06

“Captain Rip Hayman is a traveller: on the seas, across the lands, and in the realm of music. He has been around the world 51 times to date. Like the proverbial cat, Rip has lived many lives and beaten death more than most. Rip’s playlist here is a mix of his compositions and music gathered in his travels. The sounds of the world are all music to the Captain’s ears.” - Charlie Morrow, December 2018


Dreams of India & China is the first retrospective LP of artist and sailor, Rip Hayman. Recorded from 1975-1986, the two side-long works were collaged from a dozen hours of tape recordings (which laid dormant for over 30 years). It ebbs as the tides; pulsing from one location to the next in a faint stupor, Dreams turns to be an autobiographical sound map.

Audio capsules of Hayman’s installation performances, private experiments, and every ethnographic voyage in between are charted. Outdoor recordings canopy over indoor recordings, thatching surreality. Tonal quilts lap over “Dreamwaves” on the first side: an all-night sleep concert hosted by Rip as the sandman. Whispers of recounted dreams, birds and trees, organ waves. The second side traverses more saturated memories: bicycle spokes ripping against half-speed piano, bleeding cymbal dances over saxophone gusts, the tumbling of Rip’s body affixed with bells and metal.
Hayman was a collaborator in New Wilderness Foundation, Ear Magazine, and The Land (a parcel in upstate New York to where John Cage, John Lennon, David Tudor, etc. would escape the city in the 1970s). He is the owner of the oldest bar in NYC, The Ear Inn. Focusing on nautical inventions and intentions these days, Rip has veered away from composition; hopefully that will change. For now, let us enjoy the sea-faring sound journeys of his past. Dreams of India & China charters a beautiful confusion – come aboard and push off into his waters. - Sean McCann, February 2019

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2019年4月21日日曜日

[239] A Man Called Adam ‎- Easter Song



UKバレアリック界のベテラン・デュオA Man Called Adam(ア・マン・コールド・アダム)のセカンド・フルレングスLP「Duende」から99年にリミックス・カットされた12" EP「Easter Song」が、オリジナルのリリースから20周年を記念し、またこの日曜日の復活祭にあわせ、彼らのバンドキャンプでフリー・ダウンロード公開されています。メロウなアフリカン・ビーツ、フォーキーなハープシコードのアルペジオ、イビサの夕景とその彼方まで広がってゆくような幻想的なシンセパッドとEddie Parker(エディ・パーカー)の美しいフルート。そしてSally Rodgers(サリー・ロジャース)のヴォーカルをフィーチャーしたチルアウト・クラシック。彼らは "Earthly Powers" のようなハウス・ナンバーでも知られていますが、自分にとってはこの "Easter Song" やLustral "Everytime" のリミックスのような穏やかなムードのダウンビートが、かつてのチルアウト・ムーブメントへの憧情とともにより親しみ深く響きます。ダウンロードは下のリンクより。


To celebrate the 20th Anniversary of the track that rock critic Kodwo Eshun described as ‘A Pacific Classic’, A Man Called Adam's Other Records are reissuing the original 12 inch vinyl mixes of Easter Song. From mellow African beats to the city waking up at dawn, Elizabethan flutes to churning incantations the release includes the original, full-length Café del Mar Version, the Radio Edit, and a series of weird and wonderful complimentary dubs and soundscapes that have never previously been available in digital form.



Easter Song (2019 Special Digital Edition)

2019年4月19日金曜日

[238] Conrad Setó ‎- Joc De Dames


Label: Audiovisuals de Sarrià

Catalog#: L-1295
Format: Vinyl, LP, Album
Country: Spain
Released: 1986
DISCOGS

A1  Betsy (1ª Part)  3:36

A2  Betsy (2ª Part)  2:37
A3  Betsy (3ª Part)  5:05
A4  Lillet  1:58
A5  Sumpta  5:06
A6  Queralt  2:28
B1  Geni  3:20
B2  Sylvie  2:35
B3  Laia (1ª Part)  2:04
B4  Laia (2ª Part)  2:06
B5  Clara  5:26
C1  Drissia  6:05
C2  Leticia  3:24
C3  Alejandra  2:48
C4  Diam  8:02
D1  Nani  7:10
D2  Selegna  6:12
D3  Gemma  4:02
D4  Anna  5:05

スペイン国内でも独自の文化を持つカタルーニャ州のタラゴナ県モンブラン出身の作曲家・ピアニストConrad Setó(コンラッド・セト)。本作「Joc De Dames」はカタルーニャ文化圏の伝統音楽や現代音楽を扱うバルセロナのレーベルAudiovisuals De Sarriàから86年にリリースされた、セトの2作目となるリーダー・アルバムです。盟友ギタリストAlbert Giménez(アルベルト・ヒメネス)をはじめ、ベーシストEduard Altaba(エドアルド・アルタバ)、打楽器奏者Angel Pereira(アンヘル・ペレイラ)といったカタラン・ジャズロック最前衛の面々が参加。ヒメネスのソロ作にも通じるフォークロアの情調に、近代音楽、電子音楽、ミニマル・ミュージックなどの要素をモザイク状に折衷させた、やや翳りを帯びたコンテンポラリー・ジャズが1時間20分にわたり流れるように進行していきます。ベッツィやシルヴィ、アレハンドラという曲名はいずれも女性の名前。タイトルは「婦人達の遊び」と訳すことができますが、老婦方を描いた物語を主題にしたか、または身近な方々に捧げた作品なのでしょうか。自治政府によるベストアルバム賞の第一回受賞作。初作「Magic」も傑作ですが、個人的にはこちらの方が好きです。


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2019年4月17日水曜日

[237] 不一样 - 早春的雨伞


Label: 窦唯音乐工作室

Format: CD, Album
Country: China
Released: 2010

1  1’58”

2  3’36”
3  4’38”
4  0’58”
5  6’30”
6  4’35”
7  5’28”
8  2’20”
9  3’06”
10  4’18”

中国ロック界の草分け的グループ=黑梦(ヘイバオ Heibao)の元ヴォーカリストとして知られ、90年代にソロ転向後も現在まで国内を代表するアーティストの一人として活動を続ける北京出身の作曲家/プロデューサー=竇唯(ドウ・ウェイ Dou Wei)。彼が率いる不定形セッション・プロジェクト=不一样楽隊(ブーイーヤン Buyiyang)が2009年に録音、翌年に発表した、おそらく通算で3作目となるアルバム。レコーディングメンバーは、窦唯と、その父親で民族楽器奏者の窦绍儒(Dou Shaoru)、ブッダマシンの開発者FM3のメンバーでもある张荐(Zhang Jian)と、その父親でクラリネット奏者の张荣舫(Zhang Rongzhen)という2世代2組の4人編成。古雅な笛子の調べ、ミニマルなリズムを刻む打楽器、やわらかな音色のエレクトロニクス、そして本作の主題にもなっている春雨の音。中国の伝統音楽のエッセンスにダウンテンポ〜エレクトロニカのフィーリングが軽やかに溶け合う心地よいアコースティック・アンサンブル。ほのぼのとした牧歌的グルーヴの中にも遥か悠久の時の流れを感じさせるような、しっかり地に足のついた、完成度の高いインストゥルメンタル・サウンドを展開しています。レーベルは竇唯自身が2010年に立ち上げた窦唯音乐工作室发行(Dou Wei Music Studio)。同時期に録音された他3作「笛音夏扇」「入秋」「箫乐冬炉」とともに四季を表現した連作シリーズとなっています。本作以降も即興・環境音楽に深く傾倒しながら、年2〜3枚のハイペースで作品を発表。ロック界のレジェンドと評されるだけでなく、中国でもっとも成功している最古参アンビエント・ミュージシャンといえる存在なのかもしれません。


从零八年《五音环乐》发行至今,历时将近两年,窦唯终于又推出了他和不一样的的新作品《早春的雨伞》,并由窦唯音乐工作室独力制作限量发行。 《早春的雨伞》是张荐,窦唯和他们的父亲张荣舫,窦绍儒首次合作的录音棚作品。唱片录制于2009年初春,细雨绵绵的时候。它的名字也正是源于当时的情境。窦唯的父亲窦绍儒是窦唯音乐上的启蒙导师,在窦唯5岁时领他走上了音乐的道路。张荐的父亲张荣舫更是从事单簧管演奏多年,宝刀不老。 两代人,两对父子用音乐阐述着




不一定 - 五鵲六雁(2004)
ライブ・アルバムが多い不一定楽隊(不一样楽隊の前身プロジェクト)にとって初のスタジオ録音作品。
伝統音楽の要素や即興による作曲を取り入れ始めた時期と思われます。
彼らがレパートリーとしていたBark Psychosisを思わせる、閑寂としたポストロック的一面も。

不一样 - 潸何吊(2014)
2014年1月に上海で開催された自然力研究院主催のエコロジーアート展「潸何水」において披露された
「水」をテーマとするエレクトロニックなライブ・パフォーマンスの模様。
伝統的な糸綴じ本のデザインを模した現在進行中のアルバム・シリーズの一枚。

2019年4月3日水曜日

[236] Vasco Martins - The Prophecy Of Sound



「ザ・プロフェシー・オブ・サウンド」(音の予言)は、現在進行中のプロジェクトです。私が住んでいる島では、コンピューターや編集を使わず、Prophet Rev 2(このプロジェクト名の由来でもあるアナログシンセ)だけ使い、インスピレーションと様々な「旅」に沿って、カーボベルデや他の地域の環境と音楽、または文化的レファレンスのない音楽を、多様な審美的自由の中で作り、録音しています。 - ヴァスコ・マルティンス


bio.

Vasco Martins is a Cape Verdean composer of orchestral music, electronic, progressive, ambient, and with beautiful incursions in traditional CV music. As a performer Vasco Martins plays electronic keyboards with his own design, piano and guitar. In the early 1980s, when he was studying in Paris, fascinated by the possibilities of synthesizers, he began his forays into electronic music, which until now has remained the axial force of his music. As a naturalist, he has a special approach to the Atlantic Ocean and sea eagle Pandion halieatus. His epic symphony No. 9 'Atlantic Ocean', shows this close interconnection. In a career spanning over 40 years, writing and composing more than 30 albums, Vasco Martins is regarded as a representative composer of electronic and orchestral music.

2019年3月4日月曜日

[235.2] Mori To Kiroku No Ongaku #10



3月1日に放送されたLYL Radio「Mori To Kiroku No Ongaku」の第10回。今回は後半の特集は組まず、最近興味が再燃しているフューチャージャズやダウンテンポ、セントギガで知ったスムースジャズのナンバーなど、チルアウトな気分で2時間選曲しました。お楽しみいただければ幸いです。here is a new mix of deep and slow chill-out music from my LYL Radio show broadcasted last week. it reflects my recent interest and listening. please enjoy!



tracklist:
Ryota Nozaki - Nights Over Mars
Fragment Orchestra - Sunlit
Mario Rosini - Jamin
Tom Wolgers - Nature Mort
Merge - Long Distance
Gianluca Mosole - New House
Danny Gottlieb - The Aviary
The Suntwins - The Big Dream
Marcel - Viginti Etduo
Schizophrenia - Schizophrenia (Edit)
Quiet Force - Listen To The Music
Eleventeen Eston - Indian Blue
Zenamon - Palermo 10 A.M.
Mindtrap - Train From Paris
Joseph Shabason - I Thought That I Could Get Away With It
Kuromitsu - Night Fish
Knopha - San
Projections - Luminate Part 2
Jun Sato - 99 Queen's Gate
Acoustic Alchemy - Missing Your Touch
Mario Rosini - Waltz

[235.1] Les Sonntag 005



ミラノ在住のDJ=Giamp Resaglia(ジアンプ・リサグリア)が昨年新たに立ち上げたレーベルLes Giants。そのポッドキャスト「Les Sonntag」にあてて作った1時間のミックスが彼らのミックスクラウドのページで公開になりました。「Les Sonntag」とは、毎回日曜日に配信される「思考とリラクセーションのための音楽」シリーズ。今回、主に80年代後期から90年代初期にかけて日本で制作されたTV・映画のサウンドトラックやヒーリングのための音楽から、夏の終わりの一日をイメージして選曲してみました。Les Giantsは第1弾タイトルとして、昨年10月にK. Leimer(ケリー・レイマー)の83年作「Music For Land And Water」をヴァイナルでリイシュー。今後もブラジルの打楽器奏者によるレアタイトルのリイシューほか、伝統音楽、実験音楽、アンビエント・ミュージックを中心としたリリースが計画されているとのことです。Giampさん、声をかけてくださりありがとうございました。


this mix is called "Deep Blue", a name associated with one beautiful track of the set. it was selected from music for movie, television, or relaxation, mostly written between the late '80s and the early '90s in Japan. an out-of-season, late summer mix. please enjoy!


tracklist:
S.R.Kinoshita - Blue
Soichi Noriki - キッチン 満月 (Kitchen/Full Moon)
Shinsuke Honda - 海辺の散策者 (A Walk By The Seaside)
Mwto Hiroo - Colors Of Tide
Akira Mitake - 冷艶の窓辺 (Frosty Beautiful Window)
Takahiko Ishikawa - ブランコの思い出 (Memories Of A Swing)
Toshifumi Hinata - Broken Belief
Mitsuhiro Nagano - 樹雫 (Water Drops On Trees)
Junichi Kamiyama & La Muse d'etoile - レチクル座 (Reticulum)
Yuriko Nakamura - 水平線のむこうに (Far Beyond The Horizon)
Tomoyuki Hayashi - ディープ・ブルー (Deep Blue)
Shinsuke Honda - 晩夏 (Late Summer)

Les Giants

Record label based in Milan
run by Giamp Resaglia & Davide Croc O'dile Darke
www.lesgiants.com / facebook

2019年3月2日土曜日

[235] va Anthology Of Contemporary Music From Africa Continent


Label: Unexplained Sounds Group
Catalog#: USG052
Format: CD, Album, Compilation
Country: Italy
Released: 2019
DISCOGS

1  FRKTL - Hverfa af himni heiðar stjörnur  4:54

2  Abdellah M. Hassak - 7 Heavens  4:42
3  Ahmed Saleh - Right Side  4:23
4  Victor Gama - A Luta Inicia  3:08
5  Eryck Abecassis - Cascades  5:54
6  Healer Oran - TaP{-  3:03
7  Mehdi Halib - E IX  3:15
8  Abdellah M. Hassak - Yearnings Complacency (feat Aziz Nadif)  4:58
9  In_o - (J. Krishnamurti)  7:43
10  Eryck Abecassis - Mailles  6:25
11  Victor Gama - Second Movement. Kalian Mode  5:44
12  Nur - Mediterranean  4:20
13  1§ÅdØrÅ dµ§+m1+(∑) jµnk - +cage-(overhaul.075-=-gives-you-6)solution#2to-kill-hurts  4:00
14  AMET - Imposer Le Savoir  5:41

African music is as diverse as the topography of the land itself, and is said to be comprised of literally thousands of different styles of music. But many experts of regional music tend to separate African music into two distinct groups: North African Music, which is strongly Arabic and Islamic in nature, and Black African music, or that which is centralized in the Western, Central and Sub Saharan regions of Africa. So many iconic Western musicians have incorporated African instrumentation, ideas and ideals into their music.And ultimately there is an almost infinite variety of music forms, most of which, on some level, have been produced as a result of African music, or influenced by it. Whether Western instruments have evolved from ancient African models, or whether we have adopted our knowledge in terms of rhythms and cross rhythms, various scalic patterns, and the basic evolution of melody and harmony, Western music undoubtedly owes an immeasurable debt of gratitude to the African peoples for their wisdom, insight and creativity. During recent decades we've witnessed more and more of the inverse phenomenon, with African musicians absorbing styles and trends developed in Western countries, so that at last the circle has closed. Finally, then, we can embark on our "unexplained sounds" journey into Mother Africa.


Edited by ©Unexplained Sounds Group 

Curated and mastered by Raffaele Pezzella (Sonologyst) 
sonologyst.com 
Design: Francesco Di Stasio 

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