2019年11月21日木曜日

[254] Jeremy Dower ‎- Music For The Young & The Restless


Label: Bit Of Heaven
Catalog#: BOH 002
Format: CD, Album
Country: Japan
Released: 2004
DISCOGS

1 Going Home : Second Guess 6:31

2 A Point For The Pointless 5:32
3 Music For Kellie, Railway Place 2:32
4 Spinning Top 4:20
5 Morning Frost Over Paddocks With Live Stock, Myers Flat, Victoria 3:26
6 Sea Breeze Saphire 2:54
7 Young Talent Time 4:00
8 Music For Log Fires 3:33
9 Windy Ponies : When You Try To Laugh, But All You Can Do Is Cry 4:17
10 Fua Fua 6:33

オーストラリア出身の音楽家/ビジュアル・アーティストJeremy Dower(ジェレミー・ダウアー)が、Slowmanこと鶴谷聡平氏主宰のレーベルBit Of Heavenからリリースした3作目のアルバム。タイトルは「若者と眠れない人のための音楽」。古いTVゲームを思わせる電子音のプログラミングを主軸とした作品ですが、時にアコースティック・ギターのつま弾きや、猫の鳴き声などのSE、アウトオブキー気味なふにゃふにゃメロディも交え、ミニマルでありつつもポップでフォーキーな味わい。弾んだり、転んだり、眩んだり、黄昏れたり、溶けたり。バラエティに富んだ曲調・構成で、Pacific 231やWooにも通じるよい湯加減のチルアウト・サウンドを全編にわたって聴かせてくれます。Bluemarkが手がけた可愛い鮭(?)のカバーアートがこの音楽の世界観とよく合っていますが、中古盤ではこの絶妙なピンク色が退色しているものが多く残念。実名義のアルバムとしては本作がラスト。現在はメルボルンを拠点にアニメーターの仕事をメインに活動する傍ら、Nakamichi 600 II名義でチップチューン路線の作品をリリースするなど音楽制作も続けられているようです。


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