2014年7月17日木曜日

[897] 木太聡 - Womb 音


Label: -

Catalog#: KONTE-03
Format: CDR, Album
Country: Japan
Released: 2013
OFFICIAL

1 鞄 0:151

2 足踏みオルガン 3:18
3 ブリキ 1:02
4 鉄車 3:25
5 ハンガーと電灯の傘 3:06
6 ミシン スイッチ 0:55
7 裁断機 0:24
8 トイピアノとハンガー 2:17
9 豆挽き 1 0:50
10 木ねじ 1:07
11 ハンガー 回る 1:18
12 ペンケース 1 0:40
13 口笛 0:39
14 トイピアノとミシン 1:27
15 キーホルダー 1:32
16 網 0:25
17 鎖と看板 3:50
18 豆挽き 2 0:30
19 今日 6:31
20 ミシン 1台 2:15
21 布メジャー 伸ばす 0:10
22 布メジャー しまう 0:15
23 看板 回る 1:33
24 鉄 切らない 0:37
25 スプリング 0:59
26 ペンケース 2 0:57
27 鉄屑 1:11
28 鎖 落とす 0:34
29 扇風機 1 2:36
30 Choral Blue 2:42
31 鉄 切る 0:30
32 ペンケース 3 0:54
33 Improvisation 4:18
34 看板 ゆれる 0:46
35 扇風機 2 1:25
36 栓抜き 1:46
37 ミシン 3台 2:14
38 トイピアノと扇風機 1:56
39 時計 2:07

倉敷でピアノ教室の開き、トイピアノのための楽譜を出版、自主制作でソロ作品を発表している鍵盤奏者・木太聡(きたあきら)の3作目。ガチャガチャ・コトコト・ゴロゴロ、次々連なる不思議な物音は、倉敷市にある古道具店「Womb brocante」に一晩泊まり込み録音したという古道具の音。物音にフォーカスをあてた作品といえば、たとえば普段聞こえないような音を提示するデリケイトな音響作品を連想しますが、本作は身近な家庭用道具が使われていて、どこか懐かしく親しみのある表情。道具に触れ、戯れ、そして音を発見してゆく──誰も居なくなった店内でひっそりと行われる道具たちによるミュージカル、そのための調律を施している、というような空想を広げる楽しさ。間に添えられるように配置されたピアノ曲も、この作品のなかでは生活道具の1つとして存在していて、逆に物音はより音楽的に響いています。背後には道具店の空間/気配。店内に並べられた道具を、断片的に知覚することで、聞き手の中にパズルのようにシーンが組み立てられる、間接的な「一室のサウンドスケープ」作品としても。


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