2017年12月30日土曜日

[175] Kim Byoung Duk - Experiment No. X


Label: Daehan Electronics
Catalog#: DE001
Format: Vinyl, LP, Album 
Country: South Korea
Released: 2018
DISCOGS

A1 Shaman Tree 

A2 Ride in Smoke 
A3 Percussion Solo 
A4 The Deep 
B1 Experiment No.2 
B2 Theme From Sir Herbie 
B3 Land of the Morning Calm 
B4 New Jazz Form

自作の陶器をはじめ様々な楽器を操る、韓国アヴァンギャルド・ミュージック界の奇才マルチ奏者=김병덕(キム・ビョンドゥク)の楽曲を集めた初の編集盤が、今年ソウルで新たに設立されたインディペンデント・レーベルDaehan Electronicsよりアナウンス。現代音楽、ジャズ・インプロビゼーションから、アンビエントへと接続する、メディテーティヴなタオ・サウンドに焦点を当てた興味深いタイトルです。ディストリビューションはLight In The Attic。リリース予定日は1月12日。


釜山の賑やかな港湾都市で育ち、70年代後半からレコード店を経営していた김병덕(キム・ビョンドゥク)は、輸入レコードの最前線でサイケデリック・ミュージックを好んで聴き、その興味の先は自ずとスピリチュアル、アンビエント、アバンギャルドの世界へ広がっていきました。タオ哲学と、それに伴う瞑想音楽への関心の高まりは、音の想像力のための豊かな環境をもたらしました。楽器の利用が制限されていなかったため、彼は自身で焼き上げた様々なサイズ・曲率の壺や、シンバル、木製のフルート、打楽器など──そのどれもが独自の倍振動をもつ──を使い、全く新しいユニークな作品を作り出しました。「Experiment No. X」は、アンビエント・ミュージックとアヴァンギャルドの境界でタオ・サウンドの自由性から瞑想的な旅を描き、後にリズミカルな要素を導入したグルーヴ・オリエンテッドなジャムへと続く、キム・ビョンドゥクの全作品「Experiment No. 2」「Pot Concerto」「New Trilogy」から選曲されています。この完全ライセンス盤は、非常に希少なCD「New Morning」のトラックを含む、全てオリジナル・テープからリマスタリングされた彼の初めてのコンピレーションであり、パーソナル・アーカイヴからインタビューと写真を掲載した4ページのブックレットが付属しています。


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