2018年10月16日火曜日
[224] Gordon Hempton - Silence and the Presence of Everything
米ミネアポリスの独立非営利組織On Being Studiosが運営するラジオ番組のアーカイヴより。騒音制御プロジェクトOne Square Inch of Silenceの創設者であり、Miramarの自然音シリーズをはじめ、現在まで60以上ものサウンドスケープCDを制作・発表してきた著名プロデューサーGordon Hempton(ゴードン・ヘンプトン)の特集「サイレンスとすべての存在」。
「サイレンスは絶滅の危機に瀕しているとゴードン・ヘンプトンは話します。 彼は真のクワイエットを存在感として定義します。音の不在ではなく、騒音の不在。 彼が知るように、地球は "太陽光駆動のジュークボックス" です。 クワイエットとは "魂のシンクタンク" です。 私たちは彼の耳で世界をとらえます。」▲
2018年9月27日木曜日
[220] Sanpo Disco - Midday Moon Promo Mix
メルボルンを拠点に国内外のDJやミュージシャンのミックスを紹介している人気シリーズSanpo Disco。英NTS Radioで9月19日に放送されたマンスリー番組の最新回は、ブリスベンのレーベルBedroom Suck Recordsから今秋リリースされる、Rowan Mason(ローワン・メイソン)とJoe Alexander(ジョー・アレキサンダー)の選曲・監修による編集盤「Midday Moon」の特集。80年代初頭から90年代半ばにかけて、イーノからの影響や、シンセサイザーをはじめとする電子音響技術、自国の地理性・民族性・精神性などが結び付き、独自の発展を遂げたオーストラリアとニュージーランドのアンビエント・ミュージック。その知られざる作品に焦点を当てた編集盤のプロモーションを兼ね、収録曲のほかレアな未収録音源も交えた、2時間通じて素晴らしいアンビエント・ミックスとなっています。以下はプレスリリースの粗訳です。
...
「ミッデイ・ムーン(白昼の月)」は、1980年から1995年までの間にオーストラリアとニュージーランドから現れたアンビエント・ミュージック/実験音楽を調査したものです。これらの音源は小さなレコードレーベル、プライベートプレス、劇場のサウンドトラック、アーティストの未発表アーカイヴから提供されました。
私の意向は、80年代初頭以降のアンビエント・ミュージックにおけるローカルな表現を探究することでした。当時は、シンセサイザーや初期のワークステーションが消費者市場に参入し、音楽を想像・創造する新しい環境がもたらされた時代でした。これらの転換により、アンビエント・ミュージックへの道が開かれました。それは、「環境の作用」を誘起する音楽であり、「思考するための静けさと空間」を促し、とりわけ「特に1つを強制することなく多くのレベルの聴取に対応することができる」音楽であると、Brian Enoによって説明されます。Enoはこの言葉を作り出し、それ以前に登場したミューザックのような商業的なアプローチによる音楽と区別し、その境界線をより明確に規定しようとしました。私は、オーストラリアとニュージーランドから彼が考える基準を満たす音楽を探したかったのです。このことが、ほとんど私のデスクの上で、インターネットの深層部に潜る長い旅になろうとは思ってもみませんでした。
ブラウザで「オーストラリア」と「アンビエント」という2つの単語を検索すると、縁がぼやけた熱帯雨林の写真と、セラピューティック・ギフトショップのストックフォトCDが表示されました。アンビエントは、しばしばセンチメンタルな旅行客の視点を通して自然風景を眺めるニューエイジのレコードとひとまとめにされます。そのようなアルバムは、鎮静的なシンプリシティを誘起する水晶のように透明なサウンドで満たされ、穏やかで、没場所的です。しかし、私がさらにスクロールするにつれ、より豊富な、より多様なアンビエントのジャンルが形成され始めました。私は、現実と想像、自然と人工、風景と空気で、独特の文化的地理を作り出す音楽を見つけました。一部のアーティストは、自国の周りにある見過ごされた空間の特異な音響生態学に注目していました。また、非西洋圏の音楽文化や楽器に興味を持つアーティストもいました。それらに共通する特徴は、アコースティックと合成音を通じて内外の領域を結び付けるために新しいテクノロジーが運用されている点です。
私は「ミッデイ・ムーン」が壁紙以上のものとして体験され、黙考にふけ、思い巡らすための空間をもたらすことを願っています。John Elderの "Again" は、街角の音、会話、テープループを織り交ぜ、その環境を再現しています。彼の作品は、リスナーに「そこにいる感覚」を与えます。「そして、そこにいることは…」、彼は次のように続けます。「私の作品の全てに関わります。私たちが訪れた場所のスピリットを宿しているという意味で、それをソウル・ミュージックまたはスピリチュアル・ミュージックと呼びたいのです」。同様に、Sam Malletの "Westgate Bridge at Dawn" では、メルボルンで最も有名な産業ランドマークを通った経験が奇妙に再現されています。Not Drowning, Wavingの作品には、オーストラリアのブッシュ(郊外の森林)とアウトバック(内陸部の広大な砂漠地帯)の不安定な美しさに関する多くの瞑想が含まれています。 Ros Bandtの作品は、アコースティック、ライヴ・エレクトロニクス、音響のマニピュレーションのさまざまな融合を反映しています。Bandtの習作は、彼女の広範なキャリアの上で多数の形態がとられています。例えば、アルバム「Stargazer」で、彼女は地下5階のコンクリート製シリンダーの共鳴を探りました。幸いにも、そのプロジェクトから "Starzones" という曲を収録することができました。
ここに含まれているアーティストの多くは、展示会、映画、演劇などの楽曲を制作することで安定した収入を得ました。その例として、Blair GreenbergがタウンズビルのダンスカンパニーDancenorthのために制作した "Rainforest"、Beyond The Fringeがダンスシアター作品「The Dove」のために制作した "Guitar Fantasia"、Sam MalletがAnthill Theatreのために現在も継続している制作活動が挙げられます。このコンピレーション・アルバムのタイトルは、実際にTrevor Pearceによる同名の劇場作品から着想を得たものです(残念ながら、今回それを収録することができませんでした)。これらの機会は、音楽の芸術的表現を飛躍させました。しかし、そのような機会がなくても、確立された拠点や統一されたシーンがなくても、多くのアーティストがアウトサイダーのように活動し、プライベートで独立したレーベルで、比較的小さなコミュニティのリスナーのために音楽を作ることに満足していました。Helen Ripley Marshallの "Under the Sun" はこの代表的な例であり、またTom Kazasの最初のソロアルバムも同様です。Kazasのアルバム「Deliquescence」は、彼の1980年代のサイケデリック・ロック・バンドThe Moffsがまだ活動していた頃にリリースされました。当時はイーサリアル・サイケと評されましたが、間違いなく彼のバンドの音に繋がっていました。より正確に言えば、Kazasは、アンビエント・ミュージックを空気、楽器、実験音楽を探る手段として、また当時のロック・ミュージックの限界に対するひとつの反動として取り入れました。John Heussenstammの音楽も同様に、予期せぬ方向転換を図りました。主にDeniece Williamsのようなアーティストのためにブルース、ソウル、ジャズのギタリストとして活動した後、Johnはアメリカからパースへ移り、自身のレコード会社Hammerheadから3枚のアンビエント・アルバムをリリースしました。彼は、彼自身が根本的であると感じたこと、つまり「音楽はスピリチュアルであり、心に密接に関係しているほど高尚なものになり、それは永遠のものを表現する」ことを音楽に活かそうとしました。
音楽を共有することを承諾し、「ミッデイ・ムーン」に寄与してくださったアーティストに心から感謝します。そして、彼らの音楽がこのコンピレーションによって新しいオーディエンスに届けられることを願っています。皮肉なことに、私はこのコンピレーションを仕上げるために多くの時間をコンピュータの画面に貼り付いて過ごしましたが、このコンピレーション自体がリスナーが画面から離れるチャンスになれればと思います。この音楽を聴きながら、あなたが現在に繋がり、心を穏やかに、感覚を落ち着かせて、本当の、もしくはどこか想像上の場所へと旅しますように。
Rowan Mason, Melbourne, June 2018
*the original English text can be found here. ▲
va Midday Moon (Bedroom Suck Records, 2018)
including detailed track credits,
liner notes and original artwork by Louis Kanzo.
compiled by Rowan Mason and Joe Alexander.
2018年9月22日土曜日
[218] ナチュラル・クワイエットを求めて
YBS山梨放送のFMラジオ開局記念として2018年1月28日に放送された特別番組「ナチュラル・クワイエットを求めて」。「ナチュラル・クワイエット」とは、車の走行音、電子音などの人工音が全くない、自然の音しかない状態のこと。無音である「サイレント」の状態とは違い、心地よい自然音との均衡が保たれた、穏やかな静けさを意味するそうです。この番組の出演者は、1990年から山梨県北杜市武川の森の中にスタジオを構え、サイバーフォニックと呼ばれる独自の3Dサウンドシステムで自然音を録音し、現代人の心に優しく響くリラクセーション・サウンドを作り続けてきた環境音楽のパイオニア=小久保隆。70年代後期からエレクトロニクスを主体に音楽を制作していた小久保氏が自然音の世界に深く傾倒してゆくきっかけとなった出来事や、フィールドワークを通じて体験したことなど、自らの言葉で振り返りながら、サイバーフォニックで集音した四季折々のナチュラル・クワイエット音、この番組のために制作された「武川の四季」などの楽曲を紹介。人間と自然の共生について、聞き手に静かに問いかける50分。(アップローダーはmichitomiokaさん。シェアしてくださり感謝です。)
小久保隆/Takashi Kokubo
環境音楽家・音環境デザイナー。自然が持つ“人の心を癒す力”に注目し、現代人の心に優しく響くリラクゼーションミュージックを制作。深い癒しの音を求めてこれまでに訪ねた国と地域は50ヶ所にのぼる。「水の詩」「風の詩」「Quiet Comfort」(共にイオン レーベル)、「イヤーバカンス・シリーズ」(コロムビア)などCDを多数リリース。その他、携帯電話緊急地震速報のアラーム音や、電子マネー「iD」のサイン音、東京「六本木ヒルズアリーナ」の環境音楽など、音環境デザイナーとしても幅広い分野で活躍をしている。
Forest Healing (Della Inc., 2016)
A Dream Sails Out To Sea: Get At The Wave (Lag Records, 2018)
2018年4月26日木曜日
[199] Moments in Love: The History of Chillout Music
2004年5月に英国営放送BBC Radio 2で放映された、チルアウト・ミュージックの特番「Moments in Love: The History of Chillout Music」。19世紀パリのクラシック音楽から、Brian Enoの環境音楽、70年代の電子音楽とダブ、The OrbやKLFに代表されるアンビエント・ハウス、地中海イビサ島のバレアリック・サウンド、さらにはアムステルダムのサパークラブ、イングランドのマルヴァーンヒルズといった21世紀のグローバル・チレッジ、様々な要素がミックスされた00年代のチルアウト・サウンドまで。ムーブメントの形成・発展に大きな影響を与えた音楽家・DJへのインタビューを交えながら、チルアウト・ミュージックとそのカルチャーの軌跡を辿っています。ナビゲーターは長きに渡りバレアリック・チルアウト・シーンを先導してきたDJであり、プロデューサー、ブロードキャスター、音楽評論家のChris Coco(クリス・ココ)。
tracklist.
Groove Armada - At The River / Moby - Porcelain / Zero 7 - Red Dust / Chris Coco - Albatross / Lemon Jelly - Soft / Ralph Myerz And The Jack Herren Band - A Special Morning / Air - Alpha Beta Gaga / Erik Satie - Gymnopedie No. 1 / Chris Coco - Falling / Brian Eno - Music For Airports / Brian Eno - Discreet Music / Tangerine Dream - Phaedra / King Tubby/Scientist - Scientist Doctor Dub / Lee 'Scratch' Perry - Working Girl / Art Of Noise - Moments In Love / Art Of Noise - Il Pleure / Paco De Lucia - Entre Dos Aguas / Vangelis - Love Theme From Bladerunner / Jose Padilla -Adios Ayer / A Man Called Adam - Barefoot In The Head (Acoustic) / Joaquin Rodrigo - Concierto De Aranjuez (Adagio) / 808 State - Pacific State / The Orb - A Huge Ever Growing Pulsating Brain That Rules From The Centre Of The Ultraworld / The Orb - Little Fluffy Clouds / KLF - Elvis On The Radio: Steel Guitar In My Soul / Nightmares On Wax - Nights Interlude / Nightmares On Wax - Pipes & Honour / Lambchop - Up With People (Zero 7 Mix) / Bill Withers - Lovely Day / Chungking - Making Music / A Man Called Adam - Yachts / Thievery Corporation - The Glass Bead Game / Moby - In This World / Zero 7 - I Have Seen / Air - Universal Traveler / The Flaming Lips - All We Have Is Now / Art Of Noise - Robinson Crusoe
2017年10月11日水曜日
[154] Daisyworld: Omni Sight Seeing
様々なタイプの音楽家が同時発生的にクワイエット・サウンドへと接近していた80年代末〜90年代初頭の混沌と、消費社会への対抗意識が結びついたムードに共感していた細野晴臣氏は、その気分をしばしば「Quiet Hip - クワイエット・ヒップ」という言葉で表していました。それは、精神的には静かな海の深くにあり、音楽的にはさらに先(未来・過去・自身のルーツ)へと前進しようとする、アンビエント以上のニュアンスをもつ提言であったように思います。「Omni Sight Seeing」は、細野氏が縁や好奇心に導かれるがまま、江差~アンデス〜アラブ~ヨーロッパや遠い異星を放浪するワールドミュージック的な眼差しと独自のユーモアセンスをもって作り上げた、クワイエット・ヒップ早暁の傑作アルバム。ライやアシッド・ハウス、ライヒ的ミニマリズムなどの要素がポップスとして昇華されていることはもとより、自分にとっては、当時のカルチャーとしてのアンビエントをめぐる同時代性がドキュメントされている点においてとても重要な作品に感じられます。上の4つのリンクは、細野氏が1998~2001年までJ-WAVEでホストを務めていた番組「Daisyworld」(2002年よりInterFMに移り「Daisy Holiday」として継続中)のコーナー「サウンド・クロニクル」で「Omni Sight Seeing」を取り上げた回。第1回はキャラバン特集。第2回はアラブ音楽特集。第3回はDJ KOGA=古賀明暢氏をゲストに迎えたアシッド・ジャズ〜アシッド・ハウス特集。第4回は90年代全般と、アルバムに影響を与えた音楽の話。楽曲制作の背景にあるアイデアや当時の社会的動向についての話題を交えながら、4夜に渡って本作に至る軌跡を振り返っています。アップローダーはFront Line 1981さん。
tracklist: excerpt only feature segments on "Omni Sight Seeing"
part 1: 2001.01.21
CARAVAN (DUKE ELLINGTON) ~ CARAVAN (BILLY ECKSINE) ~ CARAVAN (LES PAUL) ~ CARAVAN (HARUOMI HOSONO) ~ CARAVAN (THREE SUNS) ~ CARAVAN (NAT KING COLE) ~ CARAVAN (JIMMY SMITH) ~ CARAVAN (BUNNY BERIGAN AND HIS ORCHESTRA) ~ CARAVAN (SWING SLOW)
part 2: 2001.01.28
ESASHI (HARUOMI HOSONO) ~ ANTOURA (FAIROUZ) ~ TACCHIKI FELGHIR (HOUARI BENCHENET) ~ MILOUDA (BELLMOU AND GANA EL MAGHNAOUI) ~ LA CAMEL CHEB KHALED) ~ LE CERCLE ROUAGE (AMINA) ~ ANDADURA (HARUOMI HOSONO) ~ INTRO / LEBEDIK UN FREILACH (THREE MUSTAHAS THREE) ~ CHENAR LE BLUES (LES ABRAINS) ~ LI BEIRUT (EAIROUZ)
part 3: 2001.02.04
CAN'T STOP: ACID RAIN FOREST MIX (PLEZ) ~ ACID TRACKS (PHUTURE) ~ LET YOURSELF: 303MIX (808 STATE) ~ NUDE PHOTO (RHYTHIM IS RHYTHIM) ~ CAN U FEEL IT (MR.FINGERS) ~ MY MEDUSA (K ALEXI SHELBY) ~ LAUGH GAS (HARUOMI HOSONO)
part 4: 2001.02.11
PLEOCENE (HARUOMI HOSONO) ~ ORGONE BOX (HARUOMI HOSONO)
2017年4月2日日曜日
[120] Suso Sáiz & Musikautomatika - Live in Caracas
80年代からプロデューサーとして活動してきたSuso Sáiz(スーソ・サイス)にとって、自身が過去に発表した作品は「不完全さが気になって聴くことができないもの」であり、これまで聞き直したり関心をもつことはなかったそうです。しかし、MFMの頑固な説得の末にコンピレーションのオファーに同意。「Odisea」のリリースを経て、過去の作品に対してポジティブな気持ちを取り戻したと語っています。Bcosof=〈Because Of〉は、40歳離れた甥のPedro Díaz(ペドロ・ディアス)と一緒に昨年立ち上げた未発表作品のアーカイヴ・レーベル。80年代から2000年代始めにかけてレコーディングされた発掘テープの中から、「Smoking Ashes」という一連の作品のリリースがアナウンスされています。3月22日にNTS Radioで放送されたこのプログラムでは、未発表曲 "Soul Cave P. II." と、92年にイベロアメリカ電子音楽祭に出演するためにベネズエラを訪れたサイスと同国の実験音楽グループMusikautomatika(ムジカオートマティカ)とのジャムセッション音源を披露。イベリアとイベロアメリカの実験音楽を結んだサイスの活動にはとても興味を惹かれます。
Bcosof
Music collective based in Madrid, Spain
2016年12月8日木曜日
[097] Suso Sáiz & Gigi Masin live at Casa Bonay
アムステルダムのレーベルMusic From Memoryと、オンラインラジオ局Red Light Radioの配信による共同主催で、11月19日にバルセロナのホテルCasa Bonayにて行われたMFMのショーケース・イベントの録音アーカイヴ。ライブアクトはSuso Sáiz(スーソ・サイス)とGigi Masin(ジジ・マシン)。DJはレーベル主宰のTakoとJamie Tiller(ジェイミー・ティラー)、RLRのOrpheu The Wizard(オーフィア・ザ・ウィザード)。スペインの電子音楽とポストパンクの交点から民俗的でアトモスフェリックな音響の新生面を切り開き、現在はプロデューサーとしてインディロック・シーンを支えている57年生まれのSuso Sáiz。片や、元はラジオDJで、故郷ヴェネツィアを拠点に、フォーキー気質のソングライティングにシンセを織り交ぜたメランコリックな音楽性で、インディペンデントな作曲活動を続けてきた55年生まれのGigi Masin。アンビエントという共通項で結ばれるとはいえ、おそらくMFMという接点がなければ共演することはなかっただろう2人のマエストロ。ライブはソロセットで、共にそれぞれの演奏のラストに参加しあい、音を交えています。
Music From Memory & Red Light Radio at Casa Bonay
live movies on RLR facebook page
radio station & international music platform based in Amsterdam
2015年12月11日金曜日
[019] WNYC New Sounds: Music by Moondog
Listen to music by the American composer Moondog, aka Louis Hardin, or "the Viking of 6th Avenue," who was also a musician, a poet and the inventor of several musical instruments (and was blind.) He adopted his nom de plume in honor of a dog "who used to howl at the moon more than any dog I knew of." Moondog performed daily in a cape and Viking helmet on the corner of 52nd Street and 6th Avenue in New York City, up until 1974, when he left for Germany. He died on September 8, 1999 at the age of 83 in Munster, Germany. Also, hear Moondog's music as arranged by sax-men Sylvain Rifflet & Jon Irabagon, as well as reinterpretations of Moondog's music by the trio called Hobocombo for this New Sounds program. And more. PROGRAM #3634 Music of Moondog (First aired on 9/08/2014) ▲
...
2015年8月19日水曜日
[995] All Around The Globe: Enno Velthuys
2010年より、ローカルと各国の音楽シーンを結ぶ主要拠点となっているアムステルダム・レッドライトのオンライン・ラジオ局Red Light Radio。その番組のひとつで、ディスコ/ジャズ/アヴァン/ニューエイジなど、知られざる作家や国ごとに焦点をあてた特集を組む「All Around The Globe」。過去のアーカイヴより6月2日放送回、同国で80年代に活動したシンセ/アンビエント作家Enno Velthuys(エノ・ヴェルジュイス)の特集。
2015年3月29日日曜日
[978.1] NTS Radio: Skyapnea with Oliver Coates
For our ninth broadcast on NTS we recruited cellist Oliver Coates. We featured tracks off his "Towards the blessed islands" in our previous mixes and his impressive resume lists work with some of our favorite artists. Oliver put together a 90 min mix that includes music by British composers he's working with, including Caroline Haines (aka CHAINES), Ed Finnis, Na'ama Zisser and Micachu, electronics by Laurie Spiegel, Elysia Crampton next to sections from William Burroughs cut-up tapes, Christopher Hitchens speaking and some beatless Actress. - Skyapnea ▲
2015年3月1日日曜日
[971] A Different Nature 08/15/2011
KBOO.fm - A Different Nature (08/15/2011)
Vistas Fijas 7" (Laudano, 1985) ▲
va Los Valses de Alejandra (Alejandra, 1987)
Darsel Salinas & Rolando Chía 7" (Laudano, 1985)
2014年10月4日土曜日
[928] TG & Esko Routamaa - Classic Techno & House 1988-91
Ambient City Mix Archive #10: Classic Techno & House 1988-91
compiled by Esko Routamaa & Tommi Grönlund (Sähkö Recordings)
Vuonna 1994 muutamia kuukausia toiminut ja suuren suosion saavuttanut Ambient City -radioasema on tehnyt paluun Ars 01 -näyttelyn ajaksi. Radioasema lähettää vuorokauden ympäri musiikkia, jota harvemmin muilta asemilta kuulee. Vielä vuonna 1994 radiokanavan pyörittämiseen tarvittiin iso cd-jukeboksi, mutta nyt kaikki kanavalla pyörivä materiaali tulee kannettavan kovalevyltä. Itse lähetyspistettä voi käydä katsomassa Ars 01 -näyttelyn yhteydessä Kiasmassa Helsingissä. Radiokanavan musiikista vastaavan Tommi Grönlundin mukaan moni asia on muuttunut kuluneiden vuosien varrella ja nykyisin samanhenkisiä nettiradioita on maailmalla satoja. Ambient City kuuluu Helsingin alueella vuoden loppuun asti taajuudella 103,1 megahertsiä sekä verkossa RealPlayer-streaminä osoitteessa www.kiasma.fi/ambientcity/.
4.10.2001 Helsingin Sanomat
Ambient City project is by Iiro Auterinen, Elukka Eskelinen, Tommi Grönlund, Matti Knaapi, Petteri Nisunen
4.10.2001 Helsingin Sanomat
Ambient City project is by Iiro Auterinen, Elukka Eskelinen, Tommi Grönlund, Matti Knaapi, Petteri Nisunen
2014年10月1日水曜日
[924] John Oswald - Kissing Jesus In The Dark
Catalog#: -
Format: Cassette, Album
Country: Canada
Released: 1983
DISCOGS OFFICIAL
A Kissing Jesus In The Dark
B1 Funky X
B2 Color Breathing
トロントの美術拠点Music Gallery周辺で、Henry Kaiserや近藤等則らフリー・インプロバイザーと演奏活動を繰り広げた、サキソフォニスト/作曲家John Oswald(ジョン・オズワルド)が、80年代に入り、既成のポピュラー音楽やラジオ番組などのサンプリング/コラージュを駆使して生み出したバンダリックなアートフォーム「Plunderphonics」。高速ザッピング、答える間もないイントロ・クイズのように、次々現れる(最短で0.2秒以下という)ヒットチャート・ミュージックの断片。ときに原曲に泥を塗るような悪意に満ちた作風で、代表作品「Plexure」ではMichael Jacksonに著作権侵害で訴えられたことも知られていますが、その創作行為自体、著作権のボーダーラインや音楽消費の問題を露呈させる意図があったようです。「Kissing Jesus In The Dark」は、Oswaldの研究所Mystery Tape Laboratoryより1983年に発表したカセット作品で、主にブラック・コンテンポラリーなどラジオ音源をサンプリング。ハイライトは#eccojams(Daniel Lopatin)や#vaporwaveの原型にも聞こえる "Funky X - kj13"、アブストラクトなドローン〜スクリュー〜虫の音サウンドスケープへ連なるアンビエント・コラージュ "Color Breathing - kj29 - kj32" 。
...
今年8月には、アメリカ西海岸のモンスター・バンドGrateful Deadによる "Dark Star" の膨大なライブ音源をOswaldがコラージュ/ミックスした94年作品「Grayfolded」が、Important Recordsより3LPで再発。▲
[related links]
John Oswald's Mystery Tapes
John Oswald - Plunderphonic (1989)
The Justified Ancients of Mummu (JAMs) - What the Fuck Is Going On? (1987)
Rutherford Chang - We Buy White Albums (2013-)
Vintage Cassettes from the Canadian Fringe
2014年9月20日土曜日
[918.1] Electronique.it Podcast: Gigi Masin
Donato DozzyやCommodity Placeなど良質のエレクトロニック作品をリリースするローマ拠点のレーベル/WEBマガジンElectronique.itのポッドキャスト・シリーズ「Producer Edition」。9月15日に配信された初回は、ヴェネツィアのコンポーザーGigi Masin(ジジ・マシン)。名曲「Clouds」をはじめ、新たにライブ・レコーディングされた9曲が紹介されています。
E.P. 001 Producer Edition
Gigi Masin
Gigi Masin
2014年9月5日金曜日
[911] Jamie Tiller - PBS: Lullabies for Insomniacs Mix
アート・コミュニティやクリエイティヴな音楽を発信するメルボルンのコミュニティFM放送局 PBSFMのレフトフィールド/エクスペリメンタル系音楽プログラム「Lullabies for Insomniacs」(不眠症のための子守歌)。guest mixのみをピックアップしたMixcloudのアーカイヴより#12 Jamie Tiller。Music From MemoryクルーのTakoが担当した#3と同様に、実験的なアンビエント/ドローンのセットを提供されています。番組全体(4時間)のデータはPBSのオフィシャルにて。
PBS 106.7FM
Lullabies for Insomniacs
Presented by Izabel Caligiore
...
2014年7月20日日曜日
[900.1] KCRW: Morning Becomes Eclectic
サンタモニカ・カレッジのキャンパス内にあるNational Public Radio Station傘下のFM局KCRW。Jason Bentleyがホストを務める音楽番組「Morning Becomes Eclectic」7月16日放送の最新回は、LAのコンポーザー/特殊トランペット奏者Jon Hassell(ジョン・ハッセル)を特集。ライブ・パフォーマンスとインタビューの様子が動画で公開されています。
KCRW - 89.9 MHz FM
(broadcast: Jul 16, 2014)
L.A. based composer and avant-garde trumpeter Jon Hassell is revered for his minimalist ambient work.
We'll have a rare visit when he brings a trio to perform select pieces
for Morning Becomes Eclectic listeners at 11:15am.
2014年6月29日日曜日
[888] Tako - PBS: Lullabies for Insomniacs Mix
アート・コミュニティやクリエイティヴな音楽を発信するメルボルンのコミュニティFM放送局PBS 106.7FMで、隔週放送されるレフトフィールド/エクスペリメンタル系音楽プログラム「Lullabies for Insomniacs」(不眠症のための子守歌)。ホストはIzabel Caligiore。4月12日の放送は、アムステルダムのレコードショプRedlight Recordsのスタッフであり、Music From Memory(w/Jamie Tiller)、Into The Light(w/Ilias Pitsios aka Dynamons)を主宰するTako Reyengaがguestで登場。レーベルに関連したコンポーザーの未発表トラックを含む、30分間のアンビエント/ミニマルmix。Mixcloudではguest mixのみをピックアップ。番組全体(4時間)のデータはPBSのオフィシャルで公開されています。
PBS 106.7FM
Lullabies for Insomniacs
http://www.lullabiesforinsomniacs.org/guest-mix/mix-three-tako/
Lullabies for Insomniacs
http://www.lullabiesforinsomniacs.org/guest-mix/mix-three-tako/
Presented by Izabel Caligiore
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2014年5月14日水曜日
[875.1] Músicas Posibles: A propósito de Suso Sáiz
RTVE.es - Radio 3
Músicas Posibles - A propósito de Suso Sáiz
(broadcast: 04/03/14)
Primer martes de mes, programa especial por tanto, en el que hablamos y escuchamos música en torno al gran SUSO SÁIZ, de quien escribió Nacho Sáenz de Tejada ya en 1992 " una apuesta personal al margen de lo cotidiano y, por tanto, admirable por la dificultad que entraña enfrentarse musicalmente al mundo en soledad" - Músicas posibles blog
Primer martes de mes, programa especial por tanto, en el que hablamos y escuchamos música en torno al gran SUSO SÁIZ, de quien escribió Nacho Sáenz de Tejada ya en 1992 " una apuesta personal al margen de lo cotidiano y, por tanto, admirable por la dificultad que entraña enfrentarse musicalmente al mundo en soledad" - Músicas posibles blog
track list.
Los Cangrejos No Duermen Boca Arriba (Símbolos, DRO)
Te Voy a Dejar (Blues) w/Cuarteto Bellas Artes (BSO Novios, Bocatv)
Point Of View (Mirrors of pollution, NO-CD)
Ya Son Dos Los Cielos (En la piel del cruce, WARNER)
Es La Soledad Del Hombre (Símbolos, DRO)
El Color De Los Simbolos (Símbolos, DRO)
Mirror's Devotion (Mirrors of pollution, NO-CD)
El Tiempo y La Realidad (K, NO-CD)
Estação Madriz w/Wagner Tiso & Vicente Amigo (Baobab, SGAE)
2014年5月12日月曜日
[874] BCR: Bill Kouligas with guest Into The Light Mix
ベルリンのクリエイティヴ・シーンを発信するオンライン・ラジオBerlin Community Radio(BCR)。エレクトロニックの先鋭レーベルPANのオーナーBill Kouligasによる新しいプログラムに、ギリシャの知られざるエレクトロニック・ミュージックを発掘するInto The LightがゲストMixで登場。
Bill Kouligas 00.00:25 - 01.02:50
1. Night in the Country
2. Lewis - Summer's Moon
3. Tom James Scott - Skire
4. Don Robertson - Belief
5. Orchestra of The Eighth Day - In Country Sleep
6. Urban Sax - Part 4
7. Toru Takemitsu - Rain Tree
8. Luis Delgado - La Gran Torre De Samarah
9. Ragnar Grippe - Prelude
10. Bobby Brown - Axonda
11. Malcolm Cecil - Sun Song
12. Andrew Chalk & Tom James Scott - Speaking To The Rose
13. Babia - Misterio Del Entendimiento
14. Beti - Obama Ondoua Ebini
15. Polonio - Tiento
16. Randomize - Movilidad Incesante
17. S.P. Posse - Untitled
18. Luc Marianni - Champs De Cristal
19. Enrique Mateu De Villavicencio - Orientate
Into The Light: Illias Pitsios (guest) 01.02:50 - 02.00.30
all exclusive unreleased material
by Akis, D. Petsetakis and G. Theodorakis.
...
[related mixes]
2014年4月26日土曜日
[870.1] WNYC: New Sounds
ニューヨーク公共ラジオ局WNYCで82年から続く音楽プログラムNew Sounds。The Undeadシリーズとして公開されている過去のアーカイヴより、1989年8月放送の第338回「Extending the Zither」。Enoのアンビエント・シリーズで知られるLaraajiのハンマー・ダルシマー、Michael Masleyのボウハンマー/ツィンバロム、Jan A.P. Kaczmarek(Orchestra Of The Eigth Day)のフィッシャーズ・フィドラなど、チター属の撥弦楽器による音楽が紹介されています。
Extending the Zither
In exploring the reaches of the zither, John introduces artists worldwide
who play different types of zithers, such as the cymbalom, the fisher's fidola, and the kantele.
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about. New Sounds
New Sounds provides a place for your left and right brain to unwind at the end of day. Host John Schaefer combs recent recordings for one of the most educational and enchanting hours on radio. For 30 years, he's been finding the melody in the rainforest and the rhythm in an orchestra of tin cans. The program offers new ways to hear the ancient language of song. With guest musicians from David Byrne to Meredith Monk to Ravi Shankar, Schaefer presents performances and premieres new works from the classic and operatic to folk and jazz. Tune in for the next wave or the most ancient forms of music.
New Sounds Official / Podcast
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