2026年3月27日金曜日

Nick Sheppard & Marigold Sun - Pratunam


Label: Hush Hush Records
Catalog#: HH145
Format: Digital, Album
Country: US
Released: 2022

1 Blues For Alfie 4:06
2 Aeroplane 5:17
3 Kata Noi 2:41
4 Honeymoon 2:57
5 Pratunam 3:34
6 Dusk 2:06

イギリスのパンク黎明期を支えた伝説的ギタリストであり、現在は西オーストラリア州パースを拠点にDJとしても活動するNick Sheppard(ニック・シェパード)。そして、ニューヨークを拠点とするシンガポール系オーストラリア人プロデューサーMarigold SunことEric Li Harrison(エリック・リー・ハリソン)。一見意外な組み合わせにも感じられる、世代もバックグラウンドも異なる両者によるコラボレーション。パンデミック直前に2人が共に旅したタイ・バンコクでの記憶を起点に、隔離期間中のリモート・セッションを経て完成させたもの。長年ロック畑を歩んできたシェパードですが、本作ではVini ReillyやSteve Hiettを彷彿とさせる抑制の効いたフレージングに徹していて、涼やかで淡い影を帯びたギターワークとドリーミーなバレアリック・ビートが溶け合い、遠い夏の情景を思い起こさせるパーソナルで美しい音像を描き出しています。タイトルの「プラトゥーナム」とは、彼らが訪れたバンコクの卸売街のこと。色鮮やかな看板、路地に積み上げられた模造ブランド品、屋台から漂うエスニックな香り。さながらブレードランナーの舞台のような混沌とした生活感と非現実感が交錯するアジアの喧騒が、この旅のアルバムの重要なモチーフになっているようです。

「午前3時、中国の薬剤師の亡霊が中世の乳鉢で骨とハーブを砕いている。彼はそれらを古い新聞紙に包む。昨日のニュースに包まれた昨日の治療薬。銀色のスパンコールが散りばめられたポケットチーフが、美しいバーの女の子たちを包み、覆い隠す。多すぎず、少なすぎず。屋台の食べ物の香りに圧倒され、偽ブランドに酔いしれる。私は目を向けるが決められない。特別価格を提示される。そして私は想いを巡らせる。剥き出しの電球の下で空を照らす。ブレードランナーのスクリーンの下に高く吊るされた電球。そして穏やかな雨、穏やかな雨がプラトゥーナムに降る。多すぎず、少なすぎず。多すぎず、少なすぎず。」- ニック・シェパード

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