St.GIGAアーカイヴ「Coral reef A」より。LAジャズ/フュージョンの名門グループを渡り歩いたギタリスト/作曲家Tim Weston(ティム・ウェストン)と、60年代初頭のフォークシーンから活動するシンガーソングライターShelby Flint(シェルビー・フリント)。公私ともに長年のパートナーである二人が1993年に発表したアルバム「Providence」からの選曲。Gary Willisのフレットレス・ベース、Peter Erskineのドラム、John Beasleyのピアノという、当時のLAシーンを象徴する精鋭たちが支えるクワイエットで洗練されたジャズサウンドで、穏やかな緊張感の中で各奏者の細やかなニュアンスをじっくり味わえる構成になっています。50代を迎えたフリントの深みのある歌声と、40代前半のウェストン。二人の信頼関係から生まれる親密な熱量が伝わってくる実に佳い一枚です。音の潮流はその後、波のSEとともにLiz Story「Leap of Faith」、David Foster「Water Fountain」へと連なっていきます。