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2018年6月16日土曜日

[206] Sea Horses ‎- Listen


Label: Mandala Recordings
Catalog#: CD SH 777
Format: CD, Album
Country: UK
Released: 1991
DISCOGS

1 Asking Heaven And Heart 4:51

2 Salute To The Sun 6:11
3 Exaltations 5:50
4 Angels Of Incidence 3:48
5 Pray 4:17
6 Satori 5:56
7 Kissing Flowers 5:34
8 For Our Emotions 3:56
9 Open Veins 1:13
10 In Sufferance 4:34
11 Confession 3:20

チベタンベル、モロッカンドラム、タブラ、シタールなどの民族楽器と淡いシンセサイザー・サウンドを織り交ぜ、哀調を帯びた幽玄なハーモニーを奏でるイギリスの男女混成フォーク・グループSea Horses(シー・ホーセズ)によるおそらく唯一のアルバム。中心メンバーは作詞・作曲担当のRichard Veal、シンセ担当のSimon Creaghan、ヴォーカル担当のJo & Liz Bromley、そして演奏面にも加わる本作のプロデューサーDave Goodman。Sex Pistolsの生みの親として知られるグッドマンがニューエイジ系グループに関わっているのは意外なことにも感じますが、80年代末にエスノ・アンビエント・プロジェクトNew Age Radioを始動後は、マルタ島メリッハで立ち上げたレーベル兼スタジオMandalaを拠点に、パートナーのKathy Manuell(元ソフトロック・グループDesignのメンバー)とともにヒーリング〜瞑想音楽に傾倒し、Healing Journeys、Internet Cafe Orchestra、Mandala Maltaといった複数の自主プロジェクトのほか、岡野弘幹やWooの作品を手掛け、グラストンベリー・フェスティバルで自家発電によるフィールドを発案したりと、心臓発作で亡くなるまでスピリチュアリティやエコロジーを掲げたインディペンデントな音楽活動に身を捧げていたようです。一見水と油のようにも見えるパンクとニューエイジ。Sex PistolsのマネージャーだったMalcolm McLarenも90年代初頭にニューエイジ・ハウスのEPをリリースしていたり、またはチルアウト・ミュージックを生んだKLFも精神的にはパンクであったり。イギリスにおける2つのカウンターカルチャーは思いのほかリンクしていたのかもしれません。


Sea Horses hail from Congleton/Macclesfield UK and released their first album in 1988 on the Mandala Label. Left to right they are Simon Creaghan, Richard Veal, Jo, ? and Liz.  They were extremely eclectic in a psychedelic folksy way.  A bit of a cross between Cocteau Twins and The Incredible String Band.  They went on to record two more albums and do a series of now legendary gigs before petering out, some say due to a difference in spiritual ideologies.  The band were produced by Dave Goodman who part financed the recording sessions along with Richard and Simon.  Shortly after they disbanded, a small miracle happened. John Squires of Stone Roses decided to call his new band 'The Seahorses'.  Richard immediately informed the music press. who gave the matter quite a bit of coverage, resulting in a lot of free publicity for both bands.  "TWO SEA HORSE TOWN" read one of the captions.  In the end after much dogged determination  from Dave and his secretary Emma Wallace Stephenson, Chris Squires brought the name for an undisclosed figure and there's 15,000 reasons why we can't tell you.  Richard, Simon and Dave each took a share to cover their losses and not long after Chris Squire's Seahorse died.


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2016年7月15日金曜日

[062] Beverly Glenn-Copeland - Keyboard Fantasies


Label: Atlast Records

Catalog#: ALR022
Format: Cassette, Album
Country: Canada
Released: 1986
DISCOGS

A1 Ever New 7:16

A2 Winter Astral 6:29
A3 Let Us Dance 7:25
B1 Slow Dance 6:40
B2 Old Melody 4:33
B3 Sunset Village 7:22
listen

子ども達のウェルビーイングを目的とした映像制作、小学校を創作の場に使ったミュージカルのプロデュースなど、芸術教育のフィールドで活動しているカナダ・ニューブランズウィックのシンガーソングライターBeverly Glenn-Copeland(ビバリー・グレン・コープランド)。出身は米フィラデルフィア。キリスト友会系の異人種が集うコミュニティで、ジャズ・レコードのコレクションを持つ無名のクラシック・ピアニストの父、教会のシンガーだった祖母と、幼少期から音楽に囲まれた環境で育ったといいます。61年にモントリオールに移り、マギル大学でオペラとリートを専攻。クラシック歌手を志していましたが、卒業後はシンガーソングライターの道へ転向することに。独学でギターをはじめてから2年後、ジャズシーンのギタリストLenny Breau(レニー・ブロー)やフルート奏者Jeremy Steig(ジェレミー・ステイグ)と録音したアルバムでデビュー。この頃、Frank Vitale(フランク・ビテール)のミュージカルの音楽を担当したことが転機となり、その後はプロの作曲家として、映画やアニメーション、セサミストリートなど子ども向け番組のため音楽を多数作曲します。メイン楽器がギターからピアノになり、83年に自主レーベルAtlast RecordsからEPを発表。その3年後、86年に発表された2作目のアルバムが本作「Keyboard Fantasies」。前作のファンキーなフォーク・グルーヴから趣向を変え、使われた楽器はシンセサイザーとドラムマシンのみ。天文学や自然を愛するビバリーの大きな世界観とソウルフルな歌唱が、木管楽器やベルを模したミニマルなサウンドと絶妙なバランスを奏でる、やさしい雰囲気に包まれたアルバムで、おそらく子ども番組向けの楽曲に近いスタイルの作品だろうと思います。若い頃からトランスジェンダーであったビバリーは、2002年に男性へ移行。妻のElizabeth Copeland(エリザベス・コープランド)はパフォーミング・アーツ・スクール=キッドプレイハウスの芸術監督で、ともに教育の仕事に従事しています。


[related]

Beverly Copeland (CBC Radio Canada, 1970)

Phynix - Primal Prayer (Songcycles Productions, 2004)

2016年6月4日土曜日

[051] Kim Myhr & Jenny Hval / Trondheim Jazz Orchestra - In The End His Voice Will Be The Sound Of Paper


Label: Hubro

Catalog#: HUBROCD2569
Format: CD, Album
Country: Norway
Released: 2016
DISCOGS

1 Seed 3:46

2 Something New 4:52
3 Me, You, Me, You 5:12
4 The Beak 4:14
5 Mass 7:58
6 Even The Vowels 5:27
7 Soft As Tongues 6:34
8 Silence A Beat 6:58

昨年トランペット奏者Eivind Lønning(アイヴィン・ロンニング)とのデュオで来日公演を行った、オスロの作曲家/ギタリストKim Myhr(キム・ミール)。彼を作曲の中心に、大所帯ジャズバンドTrondeheim Jazz Orchestra(トロンハイム・ジャズ・オーケストラ)から選抜した11名の管弦打楽器奏者と、同じくオスロを拠点に活動する女性シンガーJenny Hval(ジェニー・ヴァル)が作詞・ヴォーカルで参加した、2014年録音。12弦ギターをザラザラと小刻みにかき鳴らしながら倍音をコントロールするMyhrの特徴的な奏法と漂泊感のあるコードの推移、
アコースティック楽器の複雑な肌理が緻密に積み重なるアンサンブルに、Hvalはリーディングを交えた多彩なヴォイス・パフォーマンスを披露。ミニマリスティックなジャズ・インプロヴィゼーションを主軸にしつつ、メロディ・パートでは耳新しいポップ度を加速させていきます。タイトルはBob Dylanのしわがれた声を意味するとのこと。



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[relatedKim Myhr - All Your Limbs Singing (Sofa, 2014)



2014年11月14日金曜日

[941] Laraaji - Vision Songs


Label: -
Catalog#: -
Format: CDR, Album
Country: US
Released: 2006
DISCOGS

1 Jai Jai Ram 5:50
2 This Is Where 2:23
3 Interlude 1:49
4 Om Namah Shivaya 1:48
5 Today 2:47
6 Great Bells 2:13
7 Zither-lude 1:28
8 Hara Jai Ram 5:17
9 All Of A Sudden 8:49
10 Om Tryumbacum 0:55
11 Bliss Out 5:42
12 We Shall Be Lifted 3:29
13 Allah 1:07
14 Cosmic Joe 4:35
15 Laws Of Manifestation 4:36
16 Who's In Love? 5:25
17 This Is Where 3:48
18 This Is Where (Excl) 2:32
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1943年フィラデルフィア生まれのLaraaji Nanananda、本名はEdward Larry Gordon。Larry G=Laraaji。ハワード大学卒業後、ニューヨークでスタンダップ・コメディの道へ。東洋の神秘思想に没頭していた70年代前期、質屋でツィターを手にしたことから路上パフォーマーとして活動を開始。本名名義での初作「Celestial Vibration」をリリースした78年にグリニッジ・ヴィレッジでバスキングしていたところをBrian Enoにスカウトされ、アンビエント・シリーズ3番「Day Of Radiance」(ソロでは3作目)で一躍有名になりました。Eno/All Saints関連の作品をはじめ、Vital Body Marketing、Audionといったニューエイジ系レーベル、特にミニマル/ドローン路線のインストゥルメンタル作品が広く知られていますが、そのほかにも、歌ものやフィールド録音など多数のプライベート作品をリリースしています。本作は、84年にリリースされたおそらく4作目にあたるカセット作品を、2006年にリミックスしたCDR版。ツィター/ハンマード・ダルシマーや鳴り物のキラキラとしたアンビエンスに、ここではリズムマシンをバックに鍵盤を奏で、インスピレーションの赴くまま高らかに歌い上げるLaraaji。「Day Of Radiance」系統のツィター・アンビエンスが涅槃寂静へ導くものだとすれば、こちらは多神教的な信仰世界(歌にはシヴァーヤやアッラーフといった神や法蓮経が登場し、彼の身にまとったオレンジの布は太陽への信仰を意味する)から、心の開放、宇宙や愛といったポジティヴなメッセージを伝えようとする、シンガー・ソングライターとしての側面が全面に表れています。


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2014年10月30日木曜日

[938] Giampiero Boneschi - The New Sound Of A Voice


Label: CAM

Catalog#: CML 062
Format: Vinyl, LP, Album
Country: Italy
Released: 1972
DISCOGS  OFFICIAL

1 Prologue 1:43

2 Intimate 2:27
3 Retiredly 2:32
4 Stimulating Strip 1:32
5 Cosmogony 2:32
6 Obanah-Nah 1:11
7 Fondness 2:45
8 By This Time 2:14
9 Enthusiasm 2:45
10 Meditative Moments 2:16
11 Serenely 3:07
12 Upshot 2:15

50年代にジャズ・ピアニストとしてキャリアをスタートさせ、70年代には実験的なアイデアを取り入れた電子音楽作品を数多く発表したミラノ出身の作曲家Giampiero Boneschi(ジャンピエロ・ボネスキ)。ローマのライブラリー・レーベルCAMからリリースされた「A New Sensation In Sound」の一作で、タイトル毎にテーマを設けたシリーズ中、本作は歌/ヴォイスにフォーカス。淡く甘美な持続音、随所に電子装飾を配した鈍く煌めくシンセの演奏に、嗄れた喉から酒息を吐くようなクルーナーとバップ・スキャット。ベッドで息を潜めるように抑制のきいたリラックス・ムードと、真ん中にぽかんと穴の空いた朴訥感(Caetano Veloso "Lua, Lua, Lua, Lua" を連想します)に終始したアンビエントな肌触り。Smith & Co Sound & Vision B.V.アーカイヴ・シリーズの「Intimate」というタイトルでデジタル版が配信されています。


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2014年5月11日日曜日

[872] Jay Clayton - All-Out


Label: Anima Productions

Catalog#: ANIMA 1J35
Format: Vinyl, LP, Album
Country: US
Released: 1981
DISCOGS  AMAZON

A1 Badadadat 3:18

A2 Random Mondays 8:36
A3 Lonely Woman 4:24
A4 2-5-1 5:48
B1 7/8 Thing 11:00
B2 Fragments 2:57
B3 All-Out 6:14

オハイオ出身のベテラン・アヴァン/ジャズ・ヴォーカリストJay Clayton(ジェイ・クレイトン)。ジャズはもとより現代音楽の分野ではJohn Cage「彼女は眠っている」をはじめ、Steve Reich「Drumming」「Music For 18 Musicians」、Garrett List「Your Own Self」といったミニマル作品にも参加されていますが、81年発表のソロデビュー作「All-Out」では、Jane Ira Bloom(Alto Sax)、
Larry Karush(Piano)、Harvie Swartz(Double Bass)、Frank Clayton(Drum)によるアンサンブル上を自由に舞い遊ぶアヴァンなスタイルを披露。Becca Armstrong、Sally Swisher、Shelley Hirschのヴォーカル、ウォータードラムやエフェクトを施したカリンバが参加する浮遊感あふれるポリリズミック/ミニマルB1が秀逸です。2005年にCélesteよりCDでリイシュー。


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[871] Su Tissue & Arspenlian Reeves - Salon De Musique


Label: Adversity Ltd

Catalog#: SMLP 3263
Format: Vinyl, LP, Album
Country: US
Released: 1984
DISCOGS

A1 2nd Movement 11:44

A2 Train Station 11:54
B Salon De Musique 10:15

カリフォルニア芸術大の学生によって1978年に結成され、ロングビーチを拠点に活動したパンク・アクトSuburban Lawns(サバーバン・ローンズ)の
ヴォーカル担当Su Tissue(スー・ティッシュ)ことSusan McLane。本作はグループ解散後にAdversity LTDなるマイナー・レーベルから発表された、Arspenlian Reevesとの共作Salon De Musique」。風変わりの歌唱による偏屈なロック・サウンドから一転し、ピアノのシンプルなリフレインを基に、エレクトロニクスやギターが重ねられたモダンクラシカルな作風へと変貌。A面はピアノ・ミニマルとそのリプライズ、B面は同じフレーズにTissueのスキャットが加わる全3トラック。ロックの衝動や熱量が知性や抑制美へと醇化した、ミステリアスかつ美しきポストパンク期のサロン音楽

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[related] Suburban Lawns - Janitor


2014年1月30日木曜日

[845] Księżyc - Księżyc


Label: OBUH Records
Catalog#: V14
Format: Vinyl, 10", Album
Country: Poland
Released: 1996
DISCOG  OFFICIAL

A1 Historyjka 0:41

A2 Verlaine 1 2:00
A3 Klepana 2:08
A4 Klawesynowa 2:55
A5 Chodź 1:18
A6 Mijana 6:00
A7 Zakopana 4:18
B1 Lalka 2:53
B2 Śmieszki 1:51
B3 MM 2:41
B4 Dychana 1:52
B5 Ile Ma Lat? 3:33
B6 Verlaine 2 2:41
B7 Historyjka 2:19

ウクライナ、ブルガリア、ポーランド、ベラルーシなどのスラブ民族音楽に触発され、女性アカペラグループとして90年にポーランドで結成されたKsiężyc(クシェンジツ:月の意)。ライブ・パフォーマンス(学生歌謡祭や刑務所など)を積み重ね、やがてミニマルとフォークロアをブレンドしたスタイルを確立。本作「Księżyc」は、93年のEP「Nów」に続いてリリースされた唯一のアルバム。中世的な薫り漂う声楽を要に、5人の団員によってアナログシンセ、アコーディオン、ピアノ、チター、クラリネット等のインストゥルメントが演じられる、Terry Riley,  Meredith Monkといったミニマル/ドローンや近代室内楽の様相をもつ(東欧に偏向したStereolabに聞こえる場面も)抑揚的なアンサンブルは、曲毎に様々な表情に移り変りながら呪術めいたフォークロアへ。小動物を追いかけ茂みの中へと迷い込み、ついには深い森で出口を見失うような、可愛らしくも恐ろしい
伝承童話の世界観。オリジナル・リリースはカセットと10インチレコードで、2004年に同レーベルよりCD化。2013年にはPenultimate Pressによりヴァイナルで再発されています。


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Penultimate Press is proud to re­issue the defining statement by Polish outfit Księżyc (Moon). Księżyc was a project from Poland, active in the 1990s. Members included Agata Harz (vocals), Katarzyna Smoluk (vocals, piano), Robert Niziński (wind instruments, keyboards), Lechosław Polak (accordion, keyboards, synthesizers) and Remigiusz Mazur­Hanaj (lyrics, tapes).  The spirit of Księżyc captures early and late music with a medieval sound,  rooted in Slavic tradition combined with elements of minimalism and vocal experiments of the 20th Century.  The alchemy of these constituent parts results in a breathtaking original music, both delicate and sinister.  The surreal fairy tale inspired lyrics (written by Remigiusz Mazur­Hanaj) add to the inherent beauty, sadness and madness within. - Penultimate Press


2013年11月17日日曜日

[805] The Hilliard Ensemble - Perotin


Label: ECM New Series
Catalog#: 837 751-1
Format: Vinyl, LP, Album
Country: Germany
Released: 1989
DISCOGS  OFFICIAL  AMAZON

A1 Viderunt Omnes 11:36

A2 Veni Creator Spiritus 7:29
A3 Alleluia Posui Adiutorium 7:34
A4 O Maria Virginei 4:49
B1 Dum Sigillum 7:40
B2 Isaias Cecinit 1:44
B3 Alleluia Nativitas 8:31
B4 Beata Viscera 6:14
B5 Sederunt Principes 11:54

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