2016年8月6日土曜日

[064] Midi Duo - Init-Voice


Label: LGO Music

Catalog#: 012130
Format: Vinyl, LP, Album
Country: Italy
Released: 1989
DISCOGS

A1 Àncora 3:20

A2 Little Road 3:57
A3 Come? 4:40
A4 Pan Song 2:49
A5 Blu 3:35
A6 Pulsaciòn 3:20
B1 Alba Dance 2:31
B2 Choro 2:41
B3 California 2:35
B4 Fiesta VIola 3:18
B5 Atzeco 3:59
B6 Still Fifteen 4:20
B7 Onde 3:15
サックス/フラウト・トラヴェルソ奏者Francesco Consaga(フランチェスコ・ゴンザーガ)と、ピアニストFederico Laterza(フェデリコ・ラテルツァ)、ともにトレヴィニャーノ・ロマーノを拠点とする2人のジャズ・プレーヤーによるユニットMidi Duo(ミディ・デュオ)。ローマ出身のゴンザーガは、Edda Silvestri指導の元でフルートを学び、演劇やテレビのための作曲を手掛けるほか、Asíなどのグループで活動。一方、バーリ出身のラテルツァは、70年代にAlvin Curranら実験音楽家と接触したことで電子音楽に傾倒。Charlemagne PalestineやLa Monte Youngのコンサートに感化を受けライブエレクトロニクスのパフォーマンスを行い、インド・ペルシャ・南米などを巡りハーモニウムやサントゥールを習得。現在はサラスヴァティ・スタジオを運営し、エスノジャズ・アンサンブルWorldream(ワールドリーム)を率いて活動しています。両者のコラボレーションとしては唯一の作品である89年作「Init-Voice」は、世界各地のリズムとジャズの融合を志向するラテルツァ主導と見られる、ラテン〜アフリカ音楽のリズミカルな要素を織り込んだ、異色のシンセ・サウンドを全編に展開。"Àncora" や "Blu" など澄みきったアンビエンスが、青々と輝く太古の地球を描いたカバーアートさながらに楽園世界の遠大な景趣を醸し出す、ニューエイジ・クロスオーバーの秀作です。