2016年9月22日木曜日

[078] Carl Stone - Electronic Music from the Seventies and Eighties


Label: Unseen Worlds

Catalog#: UW15
Format: Vinyl, LP, Album
Country: US
Released: 2016
preorder

A1 Sukothai (1977) 14:31

B1 Shing Kee (1986) 15:37
C1 Dong Il Jang (1982) 20:59
D1 Shibucho (1984) 18:56
E1 Kuk Il Kwan (1981) 28:44
F1 LIM (1974) 12:26
F2 Chao Praya (1973) 07:33

アメリカの作曲家カール・ストーンの
初期作品集。この3枚組LPは、6曲の未発表曲と、New Albionから1992年に発表されたCD「Mom’s」収録曲 "Shing Kee" の全7曲で構成されている。捕らえどころのない録音 "Sukothai" "Shibucho" "Dong Il Jang" は、70年代ニューヨークのロフトシーンの衰退から、80年代のコマーシャルな状況に移り変わる過渡期に、ストーンがいかに巧みに彼の芸術性を進展させたかを例示している。それらは、ライブ・パフォーマンス・システムによる作曲への野心のみならず、ポップの知識、商業的自殺、同時に技術的・美的な先見性、双方の欲求を満たしている。1981年ザ・キッチンでのライヴ・パフォーマンス "Kuk Il Kwan" は、現在のコンピューター駆動の作曲方法に繋がっている。最初期の楽曲 "LIM" "Chao Praya" は、彼がカリフォルニア芸術大学でジェームズ・テニーとモートン・サボットニックの下で学んでいた70年代初期にBuchla 200でリアライズされた。彼の作品では珍しく純粋な電子音源が使われている。ライナーノーツは、カール・ストーン、ジョナサン・ゴールド、マーク・ワイデンボーム(Disquiet)。マスタリングとカッティングはラッシュド・ベッカーによる。


「1980年代カリフォルニアから表れた偉大な作曲家カール・ストーンは、スパイクヘアのパンクスとポニーテールヘアの大学院生のために、日頃ナイトクラブやコンサートホールで演奏していた。彼のエレクトロアコースティック・ブリコラージュは、月曜日のイブニング・コンサートに集まるブルーヘア(白髪を薄青く染めた)の人々よりも、ジャズ・ミュージシャン達の間でよく知られていた。」 - ジョナサン・ゴールド 


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