Label: Liberation Music
Catalog#: BLUE109.2
Format: CD, Album
Country: Australia
Released: 2007 (1984)
1 Making A Desert And Calling It Peace 1:24
2 Another Pond 4:12
3 Hibakusha 0:43
4 Moving Around 7:29
5 Dare Not Say A Word 3:20
6 Frogs 1:37
7 Walk Tired 5:44
8 John Wayne Visits Port Augusta 2:05
9 Perfect Design 3:50
10 Waterdrops 4:59
11 Home On My Own 4:14
12 Mr Suharto Man 3:11
13 Mr Pooh (Do Be A Don't Be) 3:31
14 Oliver Le Strange 1:30
15 Once Like This 2:23
16 The Cheshire Cat 3:27
17 Hunting For Nuggets 5:10
18 Untouched 3:13
19 Perfect Design (1990) 3:31
20 Another Pond (1990) 4:22
21 The Wooden Box 3:17
22 Pilon And The Tum Tum Tree 4:06
23 Happy As Can Be 1:53
David Bridie(ヴォーカル/鍵盤)とJohn Phillips(ギター)により1983年に結成された、メルボルンのロックバンドNot Drowning, Waving(ノット・ドラウニング・ウェイビング)。「手を振っていたんじゃない、溺れていたんだ」というグループ名は、イギリスの詩人Stevie Smithの詩から引用されています。
Rowan McKinnon(ベース)を加えた3人+ドラムマシンという編成で録音したシングル「Moving Around」で翌84年にデビュー。別プロジェクトEasterからRussel Bradley(ドラム)、James Southall(パーカッション)、Tim Cole(エンジニア/プロデューサー)をメンバーに迎え、シングルに続いてリリースされたファーストアルバムが本作「Another Pond」。この再発盤は、84年初版と86年再版で収録内容の異なるアナログ盤の全収録曲に加え、2曲の再録とB面曲を網羅した拡張版となっています。
UKポストパンクの影響を窺わせる内向的なヴォーカル曲や、ピアノやチェロを交えた静謐な室内楽的アプローチに、シンセやエフェクト、蛙や鳥の鳴き声、水辺の音を織り交ぜたインスト曲が挿入される構成。川のせせらぎと物悲しげなピアノが重なるエンディングに至るまで、孤独や疲弊といった鬱屈とした感情が自然風景に滲んでゆくような、センシティヴな心象風景が広がります。本作を特徴づけているアンビエント的な空間処理と抑制された音数、ダウナーなトーンで統一されたプロダクションが生み出すメランコリックなサウンドは、同時代のポストパンクよりも、Bark PsychosisやRed House Paintersといった後のポストロック/サッドコア勢を想起させるところがあります。
この作品以降、グループはエスニックな要素を深めていき、パプアニューギニアのシンガーGeorge Telekをフィーチャーした90年作「Tabaran」では、ワールドミュージック路線を前面に押し出してヒットを記録。オルタナティヴ・シーンにおける存在感を高めていきますが、94年に解散。その後、一時的な再結成ライブを経て本格的に活動を再開し、2025年には「Tabaran」路線をさらに発展させた、実に32年ぶりとなる新作アルバム「Malira」を発表しています。
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