2017年5月15日月曜日

[126] Suiho Tousha - The Garden of Meditation


藤舎推峰 - 静寂~古都の瞑想

Label: CBS/Sony
Series: Sound Forest
Catalog#: 32DG 63
Format: CD, Album
Country: Japan
Released: 1986

1 涼~清流をわたる風 11:35

2 瞑~瞑想の庭 13:51
3 爽~深山の朝 11:46
4 哀~竹林の夕暮 12:15

ツトム・ヤマシタや佐藤允彦、前田憲男など、ジャズ/現代音楽の演奏家とも積極的にセッションを行なっていた笛の名手、藤舎推峰(現・二代目 藤舎名生)による自然との共演。山鳩、ホトトギス、鈴虫やヒグラシの鳴き声。遠くから梵鐘や読経が低く聞こえる中、その環境の一部として響く笛の調べ。息の長いフレーズと、さらに長く取られた空白は、日本の伝統文化に根付く閑寂・枯淡・余韻ヘの美意識を強く感じさせます。CBS・ソニーレコードの「サウンド・フォレスト」は、その名の通り自然をテーマとしていますが、環境音をムードの演出やSE的に使うのではなく「音楽の構成要素として完全に音楽の一部に取り込んでしまったり、音楽と対話したり」、また「アコースティック・サウンドにこだわらず」「日本の伝統音楽も取り込んでいる点に特徴があり」(解説文より)、当時の環境音楽やイージー・リスニングの分野に新風を吹き込もうとする野心的なシリーズであったようです。ブックレットには環境音楽の成り立ちから発売当時の動向について掲載。


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Satoshi Sumitani - Forest Marvelously (1986)

Mayumi Miyata & Midori Takada - Nebula (1987)

2017年5月14日日曜日

[125] Slagerij Van Kampen - A Long Walk On A Short Pier


Label: Tomato
Catalog#: 2696712
Format: CD, Album
Country: Netherlands
Released: 1989
DISCOGS

1 The Impi 2:03

2 Mosi Oa Tunya 5:04
3 Dance Of The Impi / The Mountain To Mohammed 8:17
4 Return Of The Impi / Les Vieux Griots 6:53
5 Wakarimasen 8:31
6 Tellem Mallets 7:05
7 A Long Walk On A Short Pier 21:50

「なぜ打楽器はバンドの主役になれないのか?」という問いから、Mies Wilbrink(ミース・ヴィルブリンク)とWillem van Kruijsdijk(ヴィレム・ファン・クルイシュダイク)のオランダ人カップルにより80年代初頭に旗揚げされたパーカッション・グループSlagerij van Kampen(スラフライ・ファン・カンペン)。1982年からオルタナティヴなクラブシーンで、パーカッショニスト4名編成によるアコースティック・ライブを積み重ね、86年に初作となるライブ・アルバムを低予算で制作。
その後、MIDIとサンプリング技術を導入し、87年のアルバム「Out Of The Doldrums」ではパーカッションとエレクトロニック・サウンドを融合した新機軸を打ち出し、彼らのスタイルを確立させました。続く3作目となるアルバム「A Long Walk On A Short Pier」は、ニューヨークのレーベルTomato Recordsから。ミックス/プロデュースは、NYダウンタウンの先鋭ギタリストRobert Musso(ロバート・マッソ)。今作の題材となっているのは、南アフリカのズールーやマリのテレムといった先住民族。アパルトヘイト政策撤廃前夜の89年、かつて南アフリカの地に入植し白人社会が生まれる発端となったオランダ側から、ブラックアフリカの音楽と、世界中で迫害を受けてきた先住民族へのオマージュを込め、反人種差別や環境保護といった社会的メッセージを発信しつつ、精気漂うイマジナリーなトライバル・ミュージックを全編にわたって展開した、当時のワールド・ミュージック熱も感じさせる作品です。創立者の2人は健康上の理由からステージでのパフォーマンスから退きますが、以降は監督・プロデューサーとして、4名のマルチ・パーカッショニストと複数の楽器を加えた新編成メンバーとともに現在も精力的に活動中。

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2017年4月21日金曜日

[124] Miguel Angel Noya ‎- Esferas Vivientes


Label: World Sound Bank

Catalog#: WSB 007-12-11
Format: Digital, Album
Country: Venezuela
Released: 2012 (1986)
DISCOGS

1 Sistema Vega 3:27

2 Islas Mecanicas 3:35
3 Huellas Circulares 6:30
4 Meteoro M - 17 1:23
5 Meteoro A - 23 1:47
6 Meteoro N - 5 2:20
7 Esferas (feat. Eleazar Yanez) 7:34

Angel Rada(アンヘル・ラーダ)と並び、ジャーマン・エレクトロニクスから影響を受けたコズミックなシンセ使いでベネズエラにおける電子音楽の地平を切り開いたMiguel Angel Noya(ミゲル・アンヘル・ノーヤ)。9歳年上でキューバ出身のラーダとは電子音+民族性という点で共通するも、自ら「エスノ音響印象派」と称するラーダの東洋エキゾ志向とは対照的に、ノーヤは故国の民俗文化に深く踏み込んだ独自のエスノ・エレクトロニクスを開花させ、後にSteve Roach、Jorge Reyes、Suso Sáiz、Luis Paniaguaといった海外で活動する同世代の先鋭音楽家とも交流。この「Esferas Vivientes」は、2012年にWorld Sound Bankからデジタルリマスター版が配信された旧作のひとつで、元は1986年に自主レーベルからカセットテープでリリースされたセカンドアルバム。レコーディングには、打楽器奏者Elíazar Yanes、鍵盤奏者Jesús González、MusikautomatikaのメンバーStefano Gramittoらが参加。ギアナ高地一帯に広がる草原地帯グランサバナを題材とした前作「Gran Sabana」のスタイルを踏襲しつつ、本作では「生きている球体」というタイトルが示すように、地球=意識をもつ生命体とする考えに基づく「音楽・芸術・先住民族の宗教的儀式を通じて実現される惑星間のコミュニケーション」というコスモロジカルなビジョンを、エスノの方向へ歩みを進めたディープなサウンドで表現しています。オリジナルリリースから30周年を迎えた昨年5月には、先住民族やアフロベネズエラの楽器と電子音楽を融合するマラカイボのグループEtnoE3を率いた記念コンサートをラ・カステリャーナで開催。ノーヤはPaul Godwinとのデュオ・プロジェクトDogonのほか、博物館でのインスタレーション、音響彫刻、舞踊や映画の音楽、万博のサウンドデザインなど、現在まで国内を代表するサウンド・アーティストとして国際舞台で活動を続けています。


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2017年4月15日土曜日

[123] Masahiro Sugaya - Ao


Label: Sweet Boon Music
Format: Digital, Album
Country: Japan
Released: 2016 (1994)

1 Tessa 20:26
2 Tsuki 30:30
3 Uta 30:15
listen sample

1987年から2000年まで舞台芸術カンパニーPappa TARAHUMARA(パパ・タラフマラ)に所属し、演劇・舞踏・オペラ・美術などの枠組みを越えた新しい舞台作品のためのスコアを担当した東京都出身の作曲・編曲家=菅谷昌弘83年に東京音楽大学作曲科を卒業。作曲を三枝成章、松村禎三、湯浅譲二に師事。大学在籍時の82年から劇団に加入するまでの間は、主に演奏会形式でサキソフォン・オーケストラやウィンド・アンサンブル、ソロピアノのための作品などを発表されていたそうです。また90年代から現在まで、舞台の仕事と並行して、NHKオーディオ・ドラマの劇伴やギターデュオGONTITIの編曲なども手掛けています。本作「青」はパパ・タラフマラが94年に発表した舞台作品のサウンドトラックで、昨年8月に新たにデジタル配信でリリースされた3作品のうちのひとつ。「青」とは “色彩としての青にまつわるさまざまなイメージを時間の痕跡として舞台上に表現した作品” 。その「アオ」という発音から音楽の原初へとイメージを広げたという第一部のための「テッサー」は、ブンブンと回転するブルロアラーのうなりに、鉄道の走行音、飛行機・ヘリコプターの飛行音、アイヌのムックリ、鳥の鳴き声といった異なる尺度のリズムが現れては消えてゆく、個人体験に基づく連想の連なり。第二部のための「ツキ」は、「変化量の少ない30分間連続した音楽」という演出家小池博史のアイデアに呼応したという、縺れと綻びを生みながら絶えず変化を続けるリズム反復。一転して東南アジア的な和声の「ウタ」は、いくつかのセクションから構成されており、夢見心地な雰囲気の中で次々と表情を変えていきます。具体音楽、ミニマル・ミュージック、モダン・ジャズ、日本の童歌やガムランをはじめとした民族音楽のエレメントを取り合わせ、現実と非現実の世界への想像力を刺激する創意に富んだアプローチは、この作曲家独特のものに感じられます。

1982年に始めたときにはコンピューターを使える音楽家はほとんどいなかった。// そこで、コンピューターを使える音楽ということで菅谷が入ってきた。// 菅谷の才能は輝いていた。彼とは、1987年~2000年までピッタリとつき合ってきた。実際に制作した作品数はかなり多くの数に上る。だから、作品をひとつひとつ取り上げたりはしない。とにかくこの14年間のほぼすべてだ。当時、菅谷宅には公演前には二日に一回の割合で通ったものだった。稽古が終わるとバイクを飛ばして国立から荻窪の彼の家に行き、音楽を聴いてはああでもない、こうでもないと数時間、やりあった。そして深夜2時か3時頃に帰ってくる。とても良い時間を送ったと思っている。さほど忙しすぎず、ゆえにじっくりと音楽を作り出し、それを舞台上に反映させる。こういう実に贅沢な時間を作ることができた14年間であった。非常に繊細であり、かつ、破壊力も備わった音楽。このセンシティブな感じがなんとも言えず好きであったし、こういうじっくりと腰を据えた作り方ができた事は以降、まったくなくなっていった。(小池博史「パパ・タラフマラを作ってきた音楽家たち」より抜粋)


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Pappa TARAHUMARA - AO DVD (SAI Inc, 2011)

菅谷昌弘 - 海の動物園 (ALM Records, 1988)

2017年4月10日月曜日

[122] Matthew Hayes - Indigo


Label: Analogue Attic
Catalog#: AAR009
Format: Vinyl, LP, Album
Country: Australia
Released: 2017

A1 Blue Pool 6:48
A2 Penny Royal 8:31
A3 Express Point 7:58
B1 Smiths 5:18
B2 Home 8:59
B3 Glen Innes 6:32

メルボルンに拠点を置くアンビエント/ハウス・レーベルAnalogue Atticから、初めてのフルレングス・アルバムとしてリリースされる、同地出身のベース奏者Matthew Hayes(マシュー・ヘイズ)のデビュー・アルバム。メルボルンを中心とするビクトリア周辺の土地をテーマに、エレクトロニクス、ベース、ライブ・パーカッション、ビクトリアで録音されたフィールド・レコーディング音源などから構築された、濃藍のエレクトロニック・アンビエント・ジャズ。先頃アナウンスされたJonny Nash & Suzanne Kraftの新作と並び、こちらも傑作の予感。リリース日は4月29日。

Analogue Attic's first full-length album comes from local Jazz musician, Matthew Hayes. Based on themes and memories from around Victoria. Indigo sounds like the feeling of diving through waves and sitting on golden sand. Meditative synth lines and Hayes' stunning bass guitar work ebbs and swells like the ocean.


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2017年4月8日土曜日

[121] R.I.P. Hayman - Dreamsound




ニューメキシコ出身の作曲家Richard "Rip" Hayman(リチャード・ヘイマン)が70年代から行っていた、観衆の睡眠、夢とリラクゼーションのためのサブリミナル・イベント「ドリームサウンド」のアーカイヴより、イントロダクションとモノローグの抜粋。


Richard Hayman (better known as Rip) is a performance artist, musician, and writer who's 3 decades of work in new york city have connected and crossed many mediums and formats -- from sleep concerts to abstract expression, here you can explore a healthy collection of recordings pulled from the archives for your pleasure.


2017年4月2日日曜日

[120] Suso Sáiz & Musikautomatika - Live in Caracas



80年代からプロデューサーとして活動してきたSuso Sáiz(スーソ・サイス)にとって、自身が過去に発表した作品は「不完全さが気になって聴くことができないもの」であり、これまで聞き直したり関心をもつことはなかったそうです。しかし、MFMの頑固な説得の末にコンピレーションのオファーに同意。「Odisea」のリリースを経て、過去の作品に対してポジティブな気持ちを取り戻したと語っています。Bcosof=〈Because Of〉は、40歳離れた甥のPedro Díaz(ペドロ・ディアス)と一緒に昨年立ち上げた未発表作品のアーカイヴ・レーベル。80年代から2000年代始めにかけてレコーディングされた発掘テープの中から、「Smoking Ashes」という一連の作品のリリースがアナウンスされています。3月22日にNTS Radioで放送されたこのプログラムでは、未発表曲 "Soul Cave P. II." と、92年にイベロアメリカ電子音楽祭に出演するためにベネズエラを訪れたサイスと同国の実験音楽グループMusikautomatika(ムジカオートマティカ)とのジャムセッション音源を披露。イベリアとイベロアメリカの実験音楽を結んだサイスの活動にはとても興味を惹かれます。



Bcosof
Music collective based in Madrid, Spain

2017年3月27日月曜日

[119] Leif Brush - Stitched Phenomena


Label: Pentiments

Catalog#: PEN002
Format: Cassette, Album
Country: US
Released: 2017
DISCOGS  BUY

1 Earth Star Songs, Pt. I 23:24

2 Earth Star Songs, Pt. II 23:24

レイフ・ブラッシュ(b. 1932年)は、50年以上にわたり芸術的存在の広大な迷宮の一部を築いた、ある意味では、エゾテリックであったサウンドアート草創期の末端に存在した先駆的アーティストである。 60年代後半、シカゴのアート・インスティテュート・スクールの学生だったブラッシュは、大規模なインスタレーションの可能性を探求し、スチール・ストランド(鋼製ケーブル)で作られた音響構造物の舞台としてよく街の景観を活用していた。彼はミネソタ・ダルース大学の教授に就任した後、絶え間なく進化する「テレイン・インストゥルメント(地形楽器)」というコンセプトを発展させはじめた。それは一般的に、地球の重力や振動をトリガーとセンサーで感知して様々な種類の音波現象を発生させる、自然界の物理的構造物として定義される。この「ステッチト・フェノミナ(編目現象)」には、ブラッシュが2004年に制作した素晴らしいコンポジション "Earth Star Songs" の全編が収められている。47分間の「音のステッチ」は、ジェリー・チャムキス製作のコスモフォンを使って録音された、数十年にわたるアナログ構築と数多くの「テレイン・インストゥルメント」から選ばれた。広大無辺に供給されるレトロ・フューチャリスティックなシンセが不意に発する音とは対照的に、地球と関係のある、また肌で感じることができる鋭い現象が、無限かつ複雑に融合される結果となった。これまで初期のネットレーベルによって低品質のmp3で公開されていたが、今回オリジナルのマスターテープから相応しい完全な品質でマスタリングし、初めてフィジカル・フォーマットでリリースされた。


Wind-as-main-trigger affected aspects of nearby trees during the 60s-90s simultaneously with leif BRUSH's solar powered terrestrial Terrain Instrument constructions- equipped for multiple monitorings from all local analog vibrations via pre-amped sensor output varieties- and were combined with the Jerry Chamkis synthesizer and Kosmophone; multiple year recordings are layered using these sound sources and the master 12-inch reel was released, full version -this copy, on two tracks in 2005; however, in 2006 EARLABS released it in five parts (and interview) under the title terrainstruments, LM029.

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[related]

Musicworks 30: Sound Constructions (1985)

The Aerial #4 (1991)

leif BRUSH :: a path through the years
iiie.klingt.org/leifbrush/workindex.html
w o r l d s o u n d s o r t i n g
www.d.umn.edu/~lbrush/A-Dsoundworksfrom50s.html

2017年3月24日金曜日

[118] Elko B. - I Bambini Di Basilisco


Label: Ekster
Catalog#: EKS013
Format: Vinyl, LP, Album
Country: Belgium
Released: 2017
DISCOGS  BUY

A1 Une Fille Dansante 2:24

A2 Krokodil 1:47
A3 Afrikakat 1:22
A4 Crawling Night Bears 4:12
A5 Aurelia 3:26
A6 Save The Knight 1:55
B1 Chyena 2:11
B2 Une Fille A La Plage 2:58
B3 Nachtelijke Verwelkoming 1:28
B4 Cochon Torrero 3:11
B5 Karabair (Solo) 3:49
B6 Basilisco 2:58

バジリスクとは、雄鶏の卵を蛇あるいはヒキガエルが温めて孵化させると生まれるとされる、中世ヨーロッパの幻の生き物だそうです。カバーにはそれらしき獣の影。そして夜暗くなるとこの影が浮かび上がる仕掛け。ベルギーのオルタナティヴ・シーンで、90年代から数々のプロジェクトで活動してきたギタリストElko B.ことElko Blijweert(エルコ・ブライヴィアト)が、2月にリリースしたキャリア初となるソロアルバム「バジリスクの子どもたち」は、元々コンテンポラリー・ダンスや人形劇のために録音したマテリアルから作り上げたというもの。女の子や熊や騎士らが登場する空想世界を彩る、ゆるゆる南国ムードと魅惑のラテン音楽、似非東洋音楽、ジャーマン・エレクトロニクスなどの趣味を折衷させた、人懐っこくユーモラスなエキゾチカ・サウンド。近年レフトフィールドな電子音楽やアンビエントの中にある第四世界音楽やエキゾチカの傾向、特に後者においてヨーロッパ側からの発信源となっているEksterのユニークな志向を感じさせる、2017年版クワイエット・ヒップともいうべき好作です。


Considering Elko Blijweert's been active in the Belgian music scene for about fifteen years now, it comes as quite a surprise that "I Bambini Di Basilisco"is only his first ever solo album. Known mainly for his virtuoso yet ever idiosyncratic guitar playing, Elko B. treats the listener to much more than just that. With the exception of the heavily guitar-driven western pastiche "Cochon Torrero", the emphasis here lies on dark Carpenteresque synthesizer sounds as well as jolly child-friendly melodies. The twelve pleasantly concise songs, mainly based on compositions Blijweert made as soundtrack material for contemporary dance theatre and children's puppet theatre, beautifully blend together into a whole as the listener is presented with a unique glimpse inside the wide-ranging imagery that is Elko B.'s ever-expanding musical world.


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De Morgen: Elko B. ‘I Bambini Di Basilisco’

2017年3月21日火曜日

[117] va Ambience


Label: ABC Records, Festival Records

Catalog#: L 43030
Format: Vinyl, LP, Compilation
Country: Australia
Released: 1987
DISCOGS

A1 Andrew Thomas Wilson - Movement One (Beginnings) 7:09

A2 Gondwanaland - Ephemeral Lakes 10:59
A3 The Umbrellas - Orpheus 3:54
B1 Not Drowning, Waving - Water Drops 4:54
B2 Not Drowning, Waving - The Chesire Cat 3:53
B3 John Elder - Bin Dancing 2:35
B4 Michael Atherton - Twirly-Birly 1:49
B5 Chris Abrahams - CFD 4:49
B6 Steve Kilbey - A Sad Little Piano Piece 1:00
B7 Steve Kilbey - Napoleon's Army, Christmas Eve, Outside Moscow 2:40

国内のアーティストやオルタナティヴな音楽を重視した選曲で、1980年開局から音楽ファンの支持を集めたシドニーのFMラジオ局トリプルJ(2JJJ-FM)。AM時代(2JJ)から、局のレコードライブラリーと番組制作の管理を任されていた音楽ディレクターArnold Frolows(アーノルド・フロローズ)のホストにより、84年から毎週日曜日の夜、4時間にわたって放送されたアンビエント専門の音楽番組「Ambience」のコンピレーション・アルバム。リリース元はオーストラリア放送協会が運営するレーベルABC Records。A面は、EMIから日本デビューも果たしたシンセ奏者Andrew Thomas Wilson(アンドリュー・トーマス・ウィルソン)。民族楽器ディジリドゥとシンセ・サウンドを織り交ぜたアボリジナル・ニューエイジの先駆的グループGondwanaland(ゴンドワナランド)。ピアニストPeter Dasent率いるジャズ・アンサンブルThe Umbrellas(ザ・アンブレラズ)。B面は、オルタナティヴ・ロック方面からNot Drowning, Waving(ノット・ドラウニング・ウェイビング)と、The Churchのギタリスト/シンガーソングライターのSteve Kilbey(スティーヴ・キルベイ)。映画のサウンドトラックを手掛けたシンセ奏者John Elder(ジョン・エルダー)。Southern Crossingsのリーダーでマルチ奏者のMichael Atherton(マイケル・アザートン)。後のインプロ・ジャズトリオThe Necksのピアニストで、Room40からのリリースでも知られるピアニストChris Abrahams(クリス・アブラハムズ)。80年代中頃というと、日本ではニューエイジ・ミュージックがジャンルにとらわれない新しい器楽として注目を集め、Shi ZenやGreen & Water、
Sound Forestといったレーベルやシリーズから日本古来の自然観を融合させた新しい環境音楽のスタイルが生まれていた時期。オーストラリアでも日本とおおむね同じ傾向にあって、それが革新的なラジオ番組を通じて、入眠のために、または無音のTVのBGMとして聴かれていた。そんな当時のアンビエント・ミュージックの概観や空気感を、夜のしじまの気配とともに今に伝えてくれる興味深い作品に感じられます。選曲・監修を手掛けたフロローズは長年番組制作を続けた後、メディアから「古過ぎる」と批判を受け、やがて若いディレクターにその座を譲り、トリプルJを退社。その後は、ABC Radioと共同で新しいデジタルラジオ局ABC DiGを開局し、現在も番組制作者として働いているそうです。


Ambience: surrounding, on all sides, relating to mood, atmosphere, environment or milieu. This definition can refer to almost any rhythmic, aural or visual circumstance you may like to choose or find yourself in and it was the unrestricted nature of this word that suggested itself as a title for the four hour 'ambient' programme which I present on the ABC's 2JJJ-FM on Sunday nights. The intention is to offer a body of sound and music which can be utilised as a foreground or background depending on the mood of the listener. Some people use the show to fall asleep to, others for watching TV with the sound off... each to their own. What matters is that the music never deliberately interferes. I hope this album provides you with these options. In late 1984 when Ambience was originally conceived Australian made music of this kind was quite scarce. The situation has changed due in part to the musicians on this compilation.


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